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ep7 始業式


 この前の合格発表の2週間後には、制服や眼鏡、資料等がまとめて家に届いた。制服はスカートとズボンが選べたので迷わずズボンにした。親には動きやすいのが良いって言ったらすんなりオーケー出た。妹は「えー、スカートの方が可愛いじゃん! スカートにしなよー」 って何回も言われたけど。


 届いた多機能眼鏡は小学生が使うようにフィルタリングをかけることができたけど、僕は親が設定しているところを見ていたので解除の仕方もわかっちゃった。今はまだ解除しないでもくけど。支払いとかインターネットとかに規制がかかってる。不便に感じた瞬間解除しちゃおうかなと考えてるけどね。



「りお準備できたー? はやくいこー」


「うん。行こうか」


「「行ってきまーす」」


 姉と駅までは徒歩で行った。姉がスカート、僕がズボンなので周りの視線が少し気になる気がした。

 リニアはあらかじめ眼鏡で支払い登録しておいた定期で乗れる。ゲートくぐるだけで自動で認識されるっぽい。


「お姉ちゃんは三年生だよね。今日は始業式だけ?」


「うーん、多分そうじゃない? あんま覚えてないけどなんもしなかった気がするよ?」


「そーなんだ。帰りも一緒に帰るの?」


「うん! 終わったら下駄箱で待ってて!」


「はーい」


 まあ特別なんかやることがあるわけじゃないならいいか。今日は隣の席だった子に話しかけて友達になることを目標にしよう。


 学校に着いたら僕は二階の1-2の教室、姉は別党の二階の三年の教室に移動した。


 教室は顔認証で開くらしく、扉の前に行ったらほとんどラグなしで開いた。めっちゃ便利だ。ただ顔認証だと絶対にさぼれないじゃん....


 座席は前のボードに映し出されていた。机には一つモニター?が埋まっていて名前が表示されていた。隣にはペンに見えるものが浮いていた。


 隣の席には女の子が座っていて、モニターを指でつついていた。せっかくの機会だし話しかけることにした。


 「おはよう。僕は莉緒っていいます。せっかく隣だしよろしくお願いします」


 「!!よっ、よろしく?わ、わたしは奈央です」


 「びっくりさせてごめんね?その画面?触って何かしてたの?」


 「ううん?なんだろなーって触ってたの」


 話しかけたときはちょっとびっくりしてたけど、少し微笑んで会話を続けてくれた。


 「この画面指で触っても何にも反応ないなーって」


 「?そうなんだ。画面の横のペンかな?それで画面に触ったら何か変わるかな?」


 「でもこのペン浮いてるよ?触っていいのかな?」


 「あー、確かにね。僕たちまだ魔法知らないもんね?」


 「うん、私の家は厳しくて小学校に入るまでは危ないからーって、魔法には絶対触れさせてくれなかったの」


 「そっか。僕はこの学校に二個上の姉がいるから少し学校のことも聞いてる。詳しいことはこの後先生が教えてくれるだろうし今は秘密で」


 奈央と他愛のないやり取りをしていたら女の先生が教室に入ってきた。手には自分たちの机に浮いているペンと似たようなものを持っていた。


 「みんな、おはよう。今日はこれから入学式を行う。この学校のルールや、その他もろもろのことは終わった後に伝える。ではまずは出席をとる、呼ばれたら手を挙げて返事だ」


 厳しそうな先生に当たってしまったかもしれないと内心思った。出席が終わったら何も持たずに体育館に移動する。整列した数分後に入学式が始まった。


 「えーおはよう。これから入学式を行う。まずは校長先生からのお言葉です」


 何事もなく、僕も知っているような普通の入学式が進んでいった。

ごめんなさい。続きは夜か明日には書きます....


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