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テレビの取材

・・・そして取材当日


 「へい、らっしゃいやせ」

松村が威勢のよい掛け声で客を呼び込んでいる。平日の夕方だからか、数十人が列を成している。


「ありがとございます。」

藤森も必至にたこ焼きを焼いている。松村はその横でタコだけを焼いている。彼がたこ焼きを焼くとドロドロになってしまうので、タコだけは別途事前にしっかり焼くことにした。主な目的は食中毒の防止でもあるのだが・・・。



リポーター(女25歳位)

「凄い行列ですね~、今話題のたこ焼きトシカズをレポートしたいと思います。」

パクッ、ムシャムシャ、

「うーん、美味しいですぅ。タコがカリッと衣がフワッとしてて、しかもタコが香ばしくて本当美味しい。」

モグモグ、

「他のたこ焼きとちょっと違う感じですが、何かこの店のこだわりとかあるんですか?」


村松

「へい、タコを事前に焼いておくことで、タコ本来のうまみの抽出に成功したんです。そもそも私はバンドマンでして・・・」


リポーター

「はい、すみません、ではこちら行列の現場でした。」



・・・完


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