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定款取り決め

藤森は続けた「んで、店が出来るじゃん、そしたら毎月ガス代とか家賃とか人件費で50万くらいかかるんだよね。それと初期投資の190万円を1年で取り戻すには1ヶ月大体15万円は返済していきたいじゃん。そう考えると65万÷(販売価格―原価)=必要販売パック数というわけで、結局65万÷(500円―215円)=2280パック/月だから、1日76パック売れればいいわけよ。それ以上売れればその分が利益ってわけ」


藤森の報告を受け一同思慮にふけた。


マホーンが開口した。

「えーっと、で、誰が焼くの?松村さん?」

「俺焼いたことねーぞ」と松村

藤森がすかさず「俺は何をやるの?ってかマホーンさんも。」

松村が言った「藤森はマネージャーだな。だから食材買ったりよ、納税とかそこらへんだな。」

藤森はOKを出した。しかし「それって超暇なんだけどさ、俺にも焼かせてよたこ焼き。」

松村は「とりあえず俺はたこ焼きの修行に行くから、藤森は物件の調査とか頼むよ。マホーンはそうだな。お前はオーナーだ。」




給与と投資関係の取り決めはこうなった

1、会長:マホーン、オーナー

2、社長:松村、職人

3、部長:藤森、その他全般


【約束】

会長は資本金として300万円を出資する。

会社の名前はたこ焼きトシカズ。

社長と部長の給与はそれぞれ30万円/月、ボーナスなし。

資本金は1年以内に回収する。ただし、資本が1年以内に回収出来た場合、利益分を会長、社長、部長で山分け。以降も同様の山分けを行う。

倒産した場合資本金は会長が全額負担する。



というわけで松村は1ヵ月後会社を辞め、新大久保のチェーン「たこ一番」でキッチンスタッフとしてアルバイトを始めた。

 

藤森も同様に会社を辞め、物件探しと会社の登記関係業務を開始した。

 

 マホーンは嫁にこっそり、へそくりから300万円を出資することにした。


タコ焼きの売価は1箱500円、単純計算で原価215円、原価率は43%。すでにラーメン屋の原価率30%より高くなっていることなど気にもしなくなっていた。。。


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