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誰かが言った。恋は戦争だと。

作者:夏斗
「リーブッ!私は貴女との婚約を破棄するッ!そしてここにいるペンド男爵令嬢を新たな婚約者として迎え入れるッ!!」



それは舞踏会の最中に起こった。



舞台に上がったのは私の婚約者…、いや、婚約者であった、アスト様。



そして隣に立つのは色々な男性を侍らせていると噂のペンド男爵令嬢だった。

ペンド男爵令嬢は見下した目で私を見る。



――嗚呼、そうか。 



私は、負けたのだ。





ふらりとその場に倒れそうになった私を支えてくれたのは親友であるファインド子爵令嬢だった。

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