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 みなさま、おはようございます。


 本日、約四か月ぶりに「オタヤン」を掲載しました。長い間お待たせしてしまい、申し訳ありません。


 会社でのいざこざや人間関係、退職にともなう引っ越し、そして先々への不安が重なり、しばらく気持ちが沈んでいました。


 とくに大きかったのは、人間関係の問題です。

 世の中の悩みの多くは、そこから生まれるのだと、あらためて感じていました。


 だからこそ、人との距離が保てる場所へ行きたいと思い、田舎への引っ越しを強く望むようになりました。

 以前の住まいでは地域猫と仲良くなり、町を離れることに名残惜しさもありました。


 ですが、以前にも触れたように、時期的な事情もあって条件に合う物件がなかなか見つからず、引っ越し先が決まらないまま時間だけが過ぎていきました。

 

 行き先が定まらない不安は、想像以上に大きなものでした。


 引っ越してきた場所は、ものすごい田舎というわけではありませんが、なかなかの田舎です。最初は慣れない環境に落ち着かない気持ちもありました。


 ですが、新しい土地に少しずつ馴染み、穏やかな日々が続くようになりました。


 誰とも会うことなく、畑を耕したり、三毛猫がふらりと遊びに来てくれたり。


 まるで絵に描いたような、静かな毎日です。


 そんな日々の中で、心がゆるみすぎたのか、魂が抜け落ちたような感覚に陥ることがありました。


 気がつけば、何もせず一日が終わっている。そんな日も、少なくありませんでした。


 PCに向かっても、創作意欲はまったく湧かず、ただ縁側で猫と日向ぼっこをする。


 そんな時間ばかりが過ぎていき、気づけばあれこれと、数カ月が経っていました。


 今の生活は、まるで麻薬のようでした。

 私をゆっくりと腑抜けにし、何も考えずに過ごすことを肯定してくれる、そんな時間です。


 心は楽でしたが、その楽さに身を委ねすぎている自分にも、どこかで気づいていました。


 自由な時間ができたら、思う存分作曲をして、小説もたくさん書けるものだと思っていました。


 ですが、それはまったくの見当違いでした。


 何もやる気が起きず、曲も小説も書けない。まるで病気にかかったかのような、そんな状態が続いていました。


 けれど、ある日を境に、私は再び創作への意欲を取り戻しました。


 その理由とは……


 

 ずばり、ストレスです。



 私はもともと、ストレスを受けることで脳が活性化し、

その負荷を創作へと変換する性質があったのだと、あらためて気づきました。


 もちろん以前から気づいてはいましたが、今回、はっきりと確信するに至りました。


 ですが、穏やかな日々を送っているはずなのに、私にとっての新たなストレスとは、一体何だったのでしょうか。

それは、やはり人間関係でした。


 田舎に引っ越してきたからといって、人付き合いから解放されるわけではありません。

 むしろ、増えると言ったほうが正しいのかもしれません。


 町内の集まりをはじめ、神事ごとや草刈り、集会、宴会など、さまざまな場面で人との関わりが生まれていきます。


 もちろん、その点は承知していました。

 承知したうえで引っ越してきたのですが、実際に経験してみると、想像以上でした。


 町の行事に参加することは、地域で暮らすうえでの務めだと考えています。そのため、できる限り参加し、挨拶や寄付なども、失礼のないよう丁寧に重ねてきました。


 ただ、私はお酒が飲めず、タバコも吸わないため、お酒の席には距離を置いています。

 その点については、あらかじめ理解してもらえるよう努めてきたつもりです。


 明確な理由は分かりませんが、ある行事に参加したとき、町をまとめる立場の方から、嫌味を言われる場面がありました。

 周囲にも人はいましたが、その発言に異を唱える人はいませんでした。


 ああ、これはよく耳にする展開だなと思い、私は反論せずに受け流していました。それでも、嫌味は次第に強くなっていきました。


 言い返すこともできましたが、その場は神事の席でした。

おめでたい場で無用な争いを起こしたくなかった、というのが一番の理由です。


 誤解のないように言っておくと、田舎がどこも同じというわけではありません。

 ただ、私自身は、こうした場面に出会いました。


 大家さんのことは以前にも書きましたが、とても良い方です。

 ただし、大家さんご自身は、この町に住んでいるわけではありません。


 私が今借りているこの家は、ここ三年ほどの間に三家族が住み、いずれも引っ越していったと、仲介の方から聞いていました。


 古い家ではありますが、きちんと修繕され、畑も付いている。

 田舎暮らしを考える人にとっては、申し分のない条件です。私も迷うことなく、ここに決めました。


 それほど良い家なのに、なぜ短い期間で住む人が入れ替わっていたのか。

 最近になって、その理由が、なんとなく分かった気がしています。


 田舎に引っ越してきても、また人間関係で悩む。


 人にとって、それは宿命のようなものなのかもしれません。


 ですが、そのストレスが、私を再び創作の世界へと引き戻してくれました。

 

 何か書かなければと自分を奮い立たせ、無理やりPCの前に座っては、ただ時間を消費するだけの日々が続いていました。それが、ストレスをきっかけに、驚くほど筆が進むようになったのです。


 そう、最も遠ざけようとしたものが、私にとって最も大切な原点でした。



 私は最初から、田舎暮らしは一年間だけと決めていましたので、致命的な問題だとは考えていません。

 ある程度は予想していたことでもあります。

 

 ただ、今後は町の行事への参加を、少し控えようと思っています。


 私が言い返すことで、事が大きくなるのを避けるためです。

 

 町の中には本当に良い方もいらっしゃいますし、何より、良くしてくださっている大家さんの評判を、私のことで落としたくはありません。

 

 もうひとつ大きな理由もありますが、ここでは伏せておきます。

 その答えは、私の小説に託しているのかもしれません。



 理由は何であれ、このストレスのおかげで、私は戻ってくることができました。


 これからもオタヤンをはじめ、音楽のほうも、どうぞよろしくお願いします。



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