詩集 休日の前夜 作者: 木下美月 掲載日:2018/06/17 明日というキャンバス シミ一つない白が美しく そこに向かう足取りは軽くなる なんの色で描こうか どうやって筆をいれようか 行先阻むものは片付けた 風に舞う羽毛の如く自由な身体 いざ飛び立たんとする前光に目を奪われた それは太陽の光を反射する月の如く 蛍光灯の明かりを反射した頭部 これやっといてね その言葉はまるで死刑宣告 キャンバスは霞んだ黒に塗りつぶされて 山積みのそれが記憶を呼び覚ます それは逃れられない現実 ああそうだ 僕は社畜だった