激闘!パンプキンマン
長い銃身を棍棒のように振り回しながら、パンプキンマンを叩きのめさんとばかりに迫り来るスノーマンコンビ。空間の両側を切って、あらゆる方向からくる銃身の先端から、ときには身をかわして、ときには腕で防御していきつつも、反撃の機会をうかがっていくパンプキンマン。そんな中で、黒くて長細い脚から腹を貫かれてしまい、吹き飛んだ。受け身をとって素早く立ち上がったが、反撃はさせませんよと云わんばかりに、白と黒の長い脚が鞭のように振るわれてくる。
その上、これに混ざるように長い銃身も振るわれてくるものだから、さすがのパンプキンマンもいっぱいいっぱいであった。
恐るべし! スノーマンコンビ!!
やがては、突き当たりの壁にへと追い詰められたパンプキンマンは、マスクの奥で歯を食いしばった。
が、しかし。
スノーマン・ライズがヒャッハー!と振り下ろしてきた銃身を避けたときに、思いっきり壁に叩きつけてしまい、その衝撃にたまらず手放してしまったのだ。隙あり、とばかりに、目を輝かせたパンプキンマンは、腕を上げてスノーマン・ナイトの銃身を防いだと同時に身を起こして脚を真横に突き出した。横蹴りを喰らったスノーマン・ナイトの吹き飛ぶ姿を見たスノーマン・ライズは、思わず「ちきしょうめ!」と声をあげた。
すると、そこには、先ほどまで追い詰められていたパンプキンマンの姿がいないではないか。いったい、どこに、と不安にかられながら周囲を探していた、そのとき。たちまち躰じゅうに走る悪寒と鳥肌を感じて、スノーマン・ライズが宙に目線を向けたその先には、正義のカボチャ野郎ことパンプキンマンの姿が!
「パンプキンキック!!」
「ぐほっ!!」
宙から放たれた正義の足刀を胸元に受けたスノーマン・ライズは、数メートル先に吹き飛ばされていき、落下して気を失った。