参上!!
10月に限定して暴れまわる敵味方です。
勧善懲悪です。
脳内の絵柄はアメコミタッチです。
ちょっと気が早いようですが、よろしくお願いいたします。
あと、サンダー・シャドウのことは忘れていませんよ。
「怪我はしていないかい」
「え……!?」ドキッ。
と、帰宅途中だった青年は倒れてきた電柱から庇ってくれた、ひとりの戦士に感動した。オレンジ色の仮面の奥から感じとれるニヒルな笑顔に、心を奪われたのである。
そして、緊急車両と警察車両とを呼んだのちに状況を説明してそれからあとに、青年を助けたカボチャの戦士は、プロテクターの両肩の後ろ側と肩甲骨側とにある噴射口からまるでマントのような炎(みたいな物質)を吹き上げるなりに振り向いて手刀を軽く上げて
「では、私はこれで。グッバイ! 良きハロウィンを!!」
とひと言を残して飛び立っていった。
「ありがとう、パンプキンマン!!」
「ありがとう!」
「パンプキンマン、ありがとう!」
カボチャの意匠をそれぞれのプロテクターに落とし込んだデザインを身に纏った、カボチャの戦士。年に一度だけ現れて活躍する戦士。人々は、親しみを込めて彼をこう呼ぶ。
『期間限定戦士 パンプキンマン』
と!!
行け!パンプキンマン!!
ハロウィンの戦士!!
戦え!パンプキンマン!!