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第一章~組織の全貌~
2013年4月、激化する犯罪に対抗するため警察庁警備局公安課に「少年少女捜査隊」が設置された。表向きは「人事刷新・体制改革」を掲げていたが、裏では全国の少年少女の中から捜査官にふさわしい人材を選考していたのである。全国の12歳から18歳までの少年少女ら25名が選出され、決して公にできない極秘の活動をする部署である。
総勢25名の捜査官は日本全国に配置されており、地域別にチームを組み互いに協力しながら活動を行う。普段は青春時代を突っ走る普通の学生。本部からの命令で捜査活動を行う。無論、捜査官は高い知能を持ち合わせており、これまで数々の事件を解決に導いてきた。