卒業できない!
大学に入ってから早二年が過ぎもう三年になろうとしている。考えてみたらこの二年間はあっという間でただ単純にカリキュラムどうりに授業をこなすだけでこれといった活動に参加するわけでもなくなんとなく無意味な日々をついやしただけだったような気さえする。でもそんな日常を無駄に過ごすことなんて他の同級生も同じようなもんだろうと思いそれほどまで気にもしてもいなかった。きっとこんな感じで同じような日々を繰り返し三年になり四年になりそのまま卒業してどっか適当みつけた会社に入るなどして平凡な人生を適当に過ごしてゆくのだろう、人生とはそんなものだと思っていたすくなくても俺の人生は。後期試験最終日もう二月大学まで電車で行くのもだるいが仕方がない、このままだと単位も危ういので試験をサボるわけにもいきはしないし、へたしたら二年でおとした不足分の基礎科目を三年に受講するはめにもなりかねない。誰か余分な単位を俺に分けてはくれんもんだろうかそんな現実不可能なことを考えながらなんとか全ての科目試験を終了させた。これから2か月余りある春休みだ。かといってうれしくもなんともない。大学生活をおくっているうちに、だんだんと休みの日に対する喜びが薄れて行ってしまったのあもしれない。大学生活というのは堕落してしまいやすい自分のきがむかないのであればさぼることもよういであるし誰にもんくもいわれることもありわしないのだ、そして暇を持て余す仕方がないことなのだ。一日3時間の授業のために3時間かけて通学しなければならない週に4度の通学しかも講師の気分次第では休校なんてことも頻繁だ、特に充実しているとも思っていない。明日から春休みだどうやって過ごしていくべきだろう。青年にとっての有益な場所なんかではないこの大学に入って本当によかったのだろうかと、2年間ほど過ごしておいて今更そんなことを考えてみても仕方がないこともわかっているのだがどうしようもない。このままだらだらとモラトリアムを享受していくとするか、でももしかしたらこのまま順調に単位を獲得することができずに卒業ができなくなったりするかもしれないかもな、先輩の中にもそんな望まぬ展開を迎えた輩はごろごろいたバイトや遊びに夢中になってしまい授業に出られなくなったもの、よくわからない理由で姿を消してしまったものもいた、同級生の中にも少しおかしくなった奴がいて「天が俺を呼んでいる」とか言って不登校になった奴だっていたくらいだ。 青年期にりゆうもなくおかしくなってしまう奴なんて珍しいことでもなんでもないのだ。俺ももしかしたら何かがきっかけで授業に出席しなくなるかもしれないだろう。先のことなんてものはだれにも分かったものではないからな。そんな連中のようにならないように気を付けながら俺は無事に残りの二年間をまじめに過ごしてゆこうと思う。天が自分のことを呼んでいるのか、誇大妄想も甚だ恣意だろう。その天に呼ばれて単位不認定で留年じゃあ救いがないだろう。俺も天に呼ばれないように気を付けなければなるまいな、天からの呼び声なんてどんなものなんだろうか。そんなものあるわけがないあいつの勝手な妄想、または注目されたいが故の虚言。俺も他の人間が放たないような奇怪な発言でも繰り返してみたならば誰かから注目されることがあるかもしれない。そしてこんな人間関係に乏しい毎日が少しくらいは変化することもあるかもしれないな。その前に病院送りか。そんで、大学も除名するくらいが関の山だろう。平凡が一番なのかもしれない。俺のような凡人には今のような生活がよくにあってるんだろう