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五里霧中

いよいよ怜夏との付き合いが始まった。


取り敢えず散歩に出たが…

怜夏は平日は施設で生活していた。

土曜と日曜日は家に帰って来る。


その為なのか?

娘達とは多少温度差があった。


たとえ…彩音や詩織とは

半分しか、血の繋がりが無いとしても、姉妹である事には違いは無い…


僕や元嫁は、いずれ娘達より早くこの世と別れを告げる日がやって来る。


その日が訪れる前に、

何としても娘達と怜夏との温度差を埋めておきたい。

やはり、いざとなった時に助け合って行くのは、



姉妹の絆なのだ。


そこで、顔は会わせたくは無いが入院中の元嫁に、

怜夏を家に引き取りいつも姉妹三人の絆を固めるべきだと進言してみた。


「貴方が怜夏を施設に送り迎えするなら同意する。」と言う。


こいつ…僕が人口透析で

二日に一度五時間の時間拘束される事を知ってて、

そんな、要求を出してくる。


いつもこの人はこうだ…

此方は、人工透析をしなければ命に関わると言うのにそんな事はお構い無しだ。仕方無く病院と相談して

人工透析の時間を午後に

回して貰った。


いざ…怜夏と向き合うと

怜夏は感情を面に出さないせいか?

イマイチ怜夏の心を掴んだ手応えが無い…


取り敢えず、思いつく事を試してみよう。


まずは、雑種のチロを連れて、散歩に出る。

チロは雑種ながら頭の良い犬なのだが…

いかんせん、長いこと散歩に連れて行ってもらってないせいか?興奮して落ち着きがない。これじゃ、アニマルセラピーどころじゃない。


チロが散歩に慣れるまで

チロとのスキンシップはお預けかな?と

色々と模索してみる。


アニマルセラピー…

一般的に知られているが、あまり現代医学の中で高い評価は得られていない事は知られていない。


理由は劇的な効果が見られない事がその理由らしい。が…今のところコレくらいしか思い付かない。


仕方がない次に散歩に行くのは白鳥の居るあの公園へ白鳥に餌でもやりに行こうか?


焦らず急がずに怜夏と付き合って行こう。

思うに任せないアニマルセラピー次回は白鳥の居る公園へ怜夏を連れていきます。

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