90話・それ大丈夫なんですか?
「絢さんやっと見つけました!!
どこにいたんですか?」
「そこらに居ましたよ」
「3日間も見つからないのにそれは無理がありますよ!!」
「いましたよその辺に、聞いたら誰か教えてくれますよ」
「あと、何日あるかわかるかい?」
アルクに呼ばれギルドに訪れた絢には、リアの案内で奥まった部屋に入るや否やそんな言葉がかけられる。
「最長で1週間ですね」
絢が淡々とそう答えると、アルクはもう一つ……
「最短……、いや、一番可能性が高いのは?」
「3日です」
それを聞いてアインから重々しい雰囲気が醸し出される
「3日か……」
「何かあるんですか?」
「なんて言ったらいいんだろうね……、全くと言っていいほど人員が足りてないんだ」
「……色々いませんでしたっけ?」
「ああ、先日のメンバーは半数近くが他の依頼に取られたよ」
「大丈夫なんですか?」
心配はしていないが、一応そう聞いた絢にアインは首を横に振る。
「いや、何もしなくてもいいような状況ではないね……、思ったよりも参加率が芳しくない」
「まぁ、いざとなればやってくれるでしょう」
「だといいんだけどね……」
「ところで、誰が持ってかれたんですか?」
「獣帝と女子高生、刀老の3人だ」
「……どんな人たちでしたっけ?」
「……、聞いた意味あった?」




