表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
88/95

83話・しないといけないことは早く始めましょう

「今日の2本は【あなたが作りたいものは?】と【誰も助けませんよ?】です」


「〇〇〇さんみたいですね」


「この3文字っていうヒントだけでわかる人はどれくらいいるんですかね?」

 ギルドに呼ばれた用事も終わり、屋敷に戻ればやることは一つである。


「さて、昨日約束したことをしましょう」


 絢の目の前にいるのはサシャ……と一緒に連れてきた残りの3人である。


「俺たちが働けば、サシャも楽できるんだよな!!」


 そんな質問を絢に投げかけたのは、3人の中で唯一の男、身長的に見ればサシャよりも年齢は上だろう。


「できますよ、今までよりもかなり楽になるはずです」

(さすがにここまで怖がられるとやりずらいですね……)


 少し悩むと、3人にとある質問をする。


「皆さん、何か作りたいものは有りますか?」


「ハァ!? 急に何の話だよ……」


「何の話でもないですよ、貴方達が何を作りたいかが知りたいです」


「あ、あぁ??」


 そう少年が困惑してる中、サシャよりも更に幼そうな少女二人が、少年の後ろから声を上げる。


「私お薬作りたい!!」


「私は可愛いお洋服!!」


 二人が自分の要望を言ったことに笑みを浮かべた絢は、少年にもう一度問いかける。


「二人は正直ですね、あなたは何が作りたいですか?」


「武器……俺は武器を作りたい」


 少年が自分の思いを打ち明けると、絢は優し気な笑みを浮かべる。


「分かりました、色々時間の制約もありますし、48時間、明後日までに作れるように教えてあげましょう」


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


 場所は変わってギルド付近の路地、屋敷にいるはずの絢がそこを歩いていた……

 その後ろに何か影が……


(3……いえ、上も入れて4ですね。

 全て同じところですかね……)


 絢がなんどか角を曲がり、その先が袋小路なところに差し掛かるやいなや、後ろの影が絢に飛び掛かる。



 絢が後ろを振り向き、笑みを浮かべたことは、見えたのか、見えていなかったのか……


◇◇◇◇◆◇◆◇△▼△▼◆◇◆◇


(どこだここは……)


 男が起きると、周囲は暗闇に包まれ何も見えない。

 何かを口にかまされているのか、口のあたりに違和感がある。


「あ、やっと起きましたか……、手加減はむつかしいんですよねぇ~」


(何だこいつは……)


 暗闇で顔が見えない。

 目がまだ闇に慣れていないからだ。

 しばらくすれば見えるようになるだろうと、そうたかをくくっていた……今この時までは。


「ん゛……ん゛ん゛ぅぅぅ!!」


 何かをはがすような音と唐突な激痛


「貴方の雇い主は誰ですか?

 ……あ、言わなくていいですよ、考えるだけでいいんです」


 痛みに耐えながらも若干暗闇に慣れてきた視界には、奥で涙目になりながら首を横に振る部下の姿が目に入る。


「あの子ですか? あなたよりも前に起きたので尋問をしていたのですが、痛みのことばかりで何も言わないんですよ……あなたの教育の結果ですか?」


(何だこいつは……)


「貴方達が私を狙ったじゃないですか」


 そこで全てを理解する、ただし、ここでどれだけ声を出そうと、迷惑だと感じるのはただ一人しかいないのだが……

「この人も何も話しませんでしたね……」


「ただ、安心してください、何度でも直してあげます。

絶対に死なせてあげませんから」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ