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82話・個性的な人たちをまとめる人は個性的なんですかね?

「何してるんだあいつは」


「何か急いでるらしいですよ」


「急いでるって、締め切りはすでに過ぎているようだが……」


「それでも出さないよりはましだって……」

 絢をギルドの奥へと連れて行ったリアは、あまり人が近寄らないほど奥まったところにある扉を軽くノックすると、奥から「入ってくれ」という声が帰ってくる。


「「失礼します」」


 その軽い挨拶に合わせて部屋に入るリアと絢、中には老若男女12人が椅子に座っていた。半分はギルド職員の服をきっちりと着こんでいたが、もう半分は雰囲気も服装もバラバラ。

 そんな、人たちの中で一番最初に声を上げたのは扉の向かいの席に座っている、比較的高そうな服を着ている青年。


「姫宮君だね、君はもう知ってるかもしれないが、僕はアルクだ。

 今日は来てくれてありがとう、何故呼ばれたかは……わかってるよね?」


「一応は……」


「ありがとう、じゃぁ、聴かせてもらってもいいかい?」


 アルクと名乗った青年の質問に少し考えるふりをした絢は、自分の記憶と考えを話し始める。


「相手の集団は計6つ、元は7つだったようですが一つはウィルさんがほぼ全壊にしていました」


 アルクは少し考え、その情報を頭に入れると更に詳細を求める。


「その6つの詳細はわかるかい?」


「一応……」


 そう言うと、絢はその詳細を話し出す……

 一通り伝えると、アルクは「なるほど……」とだけ呟いて考こんでしまう。


「別に、切ればいいだろう」


 アルクの反応にそう呟いたのは、彼の右前に座る老齢の男。その男の隣に座っているギルド職員の制服を着た人は、やれやれと言った雰囲気を見せる。

 老齢の男以外にも「私のシーちゃんとミケちゃんに食べさせればいいのに」や「早く帰ってネイルしたい」等々、様々な声が漏れていた。


「どうしますか?」


 さすがに話にならないと判断をした絢は、比較的話が出来そうなアルクに話を振る。


「話ができる子でよかったよ……、でも、そうだね、もうギルド内には公開して準備をさせよう」

「誰なんですかあの人達」


「Sランク、それか直ぐにSランクに上がるって言われてる人たちですよ」


「なんでこの人たちこんなに自由なんですか?」


「絢さんが言います?」

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