81話・緊急依頼です!!
「遅いですね」
「物語が思い浮かばないんです」
「それでもひねりつぶすのがあなたなんですよ」
「む……無理です」
丸一晩、先輩さんの介抱によって全身を包帯に巻かれているウィルの隣に絢が立つ……
「数と規模はどのくらいでした?」
「それはどの時点の話だ?」
「貴方が接敵したときの話です」
その言葉に少し悩むふりを見せたものの、直ぐにその答えが出てくる。
「恐らくリーダーが7つ、それ以下は数えるような暇はなかった」
「なるほど……それで、そのうちの一つを引き付けてきたと」
「ああ、そうだな……」
「分かりました、ありがとうございます。私の情報とも一致します」
絢のその言葉を聞いた瞬間に、その言葉が分かっていたようにウィルが笑みを浮かべた。
「倒せるか?」
「できるかと聞かれれば、できますよ」
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
絢がギルドに戻ると、職員が慌ただしく働いていた
「絢さん!! どこ行ってたんですか、やっと見つけましたよ!!」
絢がギルドに入った瞬間にその姿を見たリアが焦った様子で駆け寄ってくる。
「何かあったんですか?」
「すぐに来てください、緊急の討伐依頼です……」
「あいつはどこにいるんだ」
「あれの捜索能力はすごいが、マネはできないんだよな」
「ほんとにどこにいるんですか!!」
「「「さぁ??」」」




