73話・ちゃんと整理すれば、無限り立派にをとどめれますよね
「ところで、残念イケメンと呼ばれてるって本当なのか?」
「本当ですよ、気になるなら後ろの二人に聞いたらどうです?」
[[ギク!!]]
「ああ、そうしてみることにするよ」
「それで……どうしたいんだ?」
「どう、とは?」
フィリップが屋敷の権利書を取りに行くと言って出て行ってすぐ、絢とそれを追ったエキドナが屋敷の前に立っていた。
「なんか色々あるだろ、飲食店とか、武器屋とか」
「ああ、まずは武器屋ですね」
「武器屋と言っても競合は大量にあるぞ、最近は種類ごとに分かれ始めたくらいだ」
「大丈夫です、宣伝方法も考えています」
「それは……」
その時、後ろから悲惨な表情をした男たちが出てくる……
「まさかだが、あの死神に負けたやつに買わせるとか言わないよな?
稼ぎのわりに碌に金も持たない奴らだぞ?」
「そんないい方したらダメですよ、立派な顧客なんですから……
それに、お金が無いなら、更に稼がせればいいんですよ」
清々しいほどの笑顔でそんなことを言う絢の顔を見て、エキドナが一言
「鬼畜だな……」
とあきれたような口調で言っていた。
「まぁ、最初はそれでも、永遠と買い続けさせるにはもう少し工夫が欲しいですね……」
「傾向もそうだが、店員も重要じゃないか?」
「店員は居るじゃないですか」
「誰のことを言って……」
「あの人ですよ、名前は……無いですが」
「……お前の周りって、可哀そうな奴が多いよな、特にお前が理由で」
「そんなのいるわけないじゃないですか、何を言ってるんですか」
「気付いてないのがもっとひどいよな」
暫く、その光景を見続けた後に、絢がその足を横に向ける……
「どこに行くんだ?」
「少し散歩をしてきます、お酒でも飲んでいてください」
「依存症はあの死神だけだ」
「そうですか……」
「さて、まともにこの町を探索するのは初めてなんですが……
やはり、自分の体で探検するのが一番楽しいですね」




