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2.5話・後輩の方がしっかりしてませんか?

「絢様が庇うのは違うのです!!」


「毎度毎度、私たちの仕事を奪って行くのがあの方ですからね、私たちを身近に置いているのも私たちを守るため……、なのでしょう」


「それは……信用されていないみたいで悲しいです」


「……、そうですね」

 先ほどまで教室にいた教師、生徒、ボディーガード、すべての人が、ひびから放たれた光が収まり、視界が開けた瞬間に見たのは、先ほどまでの教室とは全く異なる、真っ白で殺風景な空間だった。


 教室に唐突に現れた罅。その存在に、教室にいた全員は光が放たれた時点で気づいていた。唯と都月は異変を感じた瞬間に絢を守ろうとしたが、逆に絢に守られてしまった。


 視界が開けた時、二人は周囲を見回したが、他の顔は見えるものの、肝心の絢の姿だけが見当たらなかった。


「お嬢様は何処に……」


 その都月の言葉が他の人に伝わるよりも先に、大きな風の音とともに光り輝く人間なようなものが現れそれはその場にいた全員の視線を集め、都月の声をかき消してしまった。


「皆様、この度は申し訳ありません、それと同時にありがとうございます」


 その後方から、比喩ではなく文字通りの後光が射し、その姿が纏う神々しさは圧倒的だった。もしその者が唐突に神と名乗ったとしても、誰もが納得してしまうほどの雰囲気を放っていた。唯と都月、担任の絵里、この3人を除いた全員が、その光景に圧倒され、言葉を失った。


「又も唐突で申し訳ないのですが、貴方達にはハーネイと言う世界に行っていただきます」


 あらかじめ言うことが決められているかのように放たれたその言葉は、謝罪の体裁をとりながらも音色やトーンにその意思が存在しない、暖かくも冷たいその言葉は彼らに不思議なほど高い信用度を植え付ける。


「貴方達には、私からできるせめてもの祝福として、いくつかの力と知識を授けましょう……」


 その言葉の直後にその者の裏からあふれる後光から光の帯が射す、その光によってか今まで知らなかったはずの情報が頭の中を流れ、体温が上がったわけでもないのに自然と体に温かさが沸き上がる。


「皆様、あの世界をよろしくお願いします……」


 その直後、今まで声を出す事すら出来なかったが、ほんの一瞬気迫が薄まったことによりその神の様な者に質問するものが現れる。


「そ……、その!! ハーネイ……とはどんなところなのですか!!」


 声を出したのはクラスの委員長を務めている人物である。その声による問いに、神のような者はゆっくりと答えだす。


「ハーネイとは、貴方たちが住む地球とはまた別の世界、その大部分で化学ではなく魔法の研究が進みんでいます。

 貴方達には剣や銃、魔法による戦闘を求められるでしょう……」


 その言葉には特に説明にもなっていないように思えるがそこで無理やり説明を停止する。


「貴方達のこれからに祝福を」


 本当に祝福をしているのか、それともただ決まりだから言っているのかは分からないが、その言葉の直後にはこの世界に来た時のように視界が空白に染まる。


 短い出来事だったが、その視界が元に戻っていく……

大問題です、この小説の問題部分は何処でしょうか……、そうです、3つ目の話にもなってまだ異世界の景色がほとんど書かれていないことです!!

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