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13話・不穏な空気の不穏とは誰にとってでしょうか?

 あの陥没地は気になりますね、何か面白いものがありそうです。

 それにしてもこの国の重鎮は私を御しきれると思っているんでしょうか、それとも何かあるんでしょうか、楽しく成ってくれるといいのですが……

 絢が作った使い魔は2種類、一種類目は鷹や梟と言った鳥類、活動範囲が広く空から俯瞰した景色を見れるため、地形情報の収集や遠方で他の使い魔を作るときに中継地点としても使える。

 二種類目はネコやネズミと言った哺乳類、特にこの二種類は何処にでもいるため魔力さえどうにかすれば使い魔であることを疑われにくく、人の生活圏の周囲に多いため会話や他の人が読んでいる本から情報を得ることが簡単にできる。


 絢は今自分がいる城の中にも使い魔を放っているが、猫の使い魔はこの城には猫が居ない為放てずネズミを付けっている、ネズミは狭く細い場所を通れるため、建築物の危険がない程度に魔法で穴をあければそこを十分通ることができる。

 絢はそんなネズミ型の使い魔を今は計233匹をこの城の中に放っている、絢の想像以上に多い部屋数と屋根裏に仕掛けられたネズミ捕りによって放っている使い魔の数が最初の約5倍ほどに増えていた。


(それにしてもこの国はどうやって維持してるんですかね……)


 そんなことを思った絢は、使い魔を通してとある場所を見ていた。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


「ところで、あの少女は放置しておいていいのですか?」


「そうだな……勇者たちの精神安定のために残しておいてやったが、そろそろ追い出してもいいかもしれんな」


 その場所はこの城の地下部分にある、まるで隠されているかのように地図の縮尺すら変え隠されている部屋だった。

 そこではこのタルルク王国の国王と宰相、そして初日から見たことはなかった国の重鎮だろう人間数名が談笑していた。


「追い出すにしても何か理由が欲しいですな」


「その程度は架空の罪でも作り上げればよい」


「なるほど、あのような者は制御しにくいですしな、さっさと追い出すに限りますな」


 その場で行われているのは、絢をどうやって追放するかと言う物だった。

 初日から見た目や年齢に不相応な交渉力と武力を見せつけ、自分が突出した個であることを示し続けていた、そう言った人間は確かに希望としては十分以上の光になるが、組織としての行動となればその使いにくさは群を抜く。


(あの愚王たちも約束の穴には気付いたみたいですね、彼らの目的のために私たちのアシストをしていただくことは約束していただきましたが、私たちに危害を加えないことは約束していませんからね……。

 早めに自由になったほうが地球への扉も作りやすいですし……何時になりますかね)


「それにしても、ただ追放する程度ではいつ仕返しされるか堪った物ではありませんな」


 絢の事は普通以上に持て余しているのか、絢に対する早急な対策を立て始める。


「同郷の者どもを人質にでも取れば少しはこちらに有利になるだろうが……。

 あのジムラドを倒したほどだ、そのくらいの不利は簡単に振り払われるだろうな……」


「ではあれならどうだ?」


「あれか……確かにあれならばあの者が2度と帰ってこれない可能性もある……だが、それでも帰ってきた場合はどうする?」


 それぞれが様々な意見を出しながらも「あれ」と呼ばれている何かを実行するのは確実になっているようだ。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


「あれ、とは何でしょうか、面白そうですね」


「何のことですか?」


 ぽっと呟いた絢の言葉に唯が反応する。


(私としたことが……まさか、ここで言葉を出してしまうとは……よく考えれば長時間の非睡眠による思考能力の低下がひどいですね、最後にしっかりと寝たのは何時でしたでしょうか……)


「特に何もないですよ」


「そうですか……」


 何かあると思っていたのか、絢がそれを拒否すると唯は俊とした表情をしてうつむいてしまう。


「唯……」


「……何ですか?」


 それは拗ねた子供のような姿で、そして実際に唯はすねていたが、それが実際に絢に伝わることはない。


「この前渡した首飾り、絶対に着けておいてくださいね」


「……はい?」


 唯は一応返事を返すが、何が何だかよくわかっていない様子で最後が疑問符になってしまっている。


「私は本を読んできます、貴女は絶対にこの部屋を出てはいけませんよ」


「……はい」


 絢が扉を開けて、そこを通ると、次第にその姿が薄くぼやけていき、最終的に唯の視界には城の廊下しか映っていなかった……。

明日は2.5話の改造と6.5話作って前書きで暴れてた時の奴を書き直さないと……

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