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詩歌集2

花葬



ひろくひろく花が咲き乱れる


多種多様、イロトリドリに咲く花


そのまん中


まっすぐ横たわる私


両手を胸の上で組んで


ふかく、目を瞑る


開くことの無い冷たい目蓋


その眼裏にはなにが映るのだろう


きっと、愛しい君の夢でも見ているのだろう


風が何度も広大な花畑を過ぎていく


私の肌はもう、風を感じない


イロトリドリの花の香りが鼻腔を擽るこも無く


通りすぎていく


永遠は思いの外短く


私の砂時計はあっけなくさらりと全て零れ落ちた





ぶわりと


強い風が空に向かって吹き上がる


イロトリドリの花びらを舞い上げながら


私は貴方へ想いを馳せながら


願いながら


孤独に大空を昇る─…
























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