7話(5.6話) 俺の暮らし
ショートストーリー
鬼界へと開放された俺、ヒロト。
鬼ごっこをしただけでこの世界に来た俺。理不尽だと思う。他の友達も鬼ごっこしてたのに俺だけ。
監視の仕方おかしいじゃないか。
この世界は鬼界だ。
その名の通り鬼の世界。
牢獄の死体を蘇生し、仲間を手に入れた。俺を中心としたグループ。
この世界は間違っている。俺が、俺が。
俺が正さなければ!!!
「閻魔十傑」という言葉、これは鬼界では有名だった。
「閻魔十傑を2匹も倒したの?」
「閻魔十傑三と五。2匹とも十傑の上位だぞ…?普通の一般人、ましてや、小学生が勝つとか有り得ない…!」
「いや、倒したよ?俺が殺したし。」
平然と言ってやった。
「いやいや。普通有り得ないから。何で「簡単に倒しましたー。」てきな感じで言ってんだ?閻魔十傑は伝説だぞ?伝説の12体。閻魔十傑は寿命が無い。そんな相手をどうやって倒したんだ?」
そんなことか?割と簡単に倒せたが…。
まぁ、閻魔十傑が凄いことが良く分かった。
食料は、不味いがあんまり困らない。
水は無い。何で賄ってるか、それは雨だ。
寝床は無いが、木で拠点を作り、仲間と生活している。
時々喧嘩する奴がいる。何時の間にか、家族と同等の絆にまで深まっていた。
仲睦まじく、家族のように楽しく生活している。
地球ではどうなってるのかな。
俺は、久し振りに故郷を思う。




