表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
鬼ごっこをしていたら本物の鬼に捕まっちゃいました!  作者: イッチ
番外編 〜ニョレーキの異界戦争記〜
61/62

ゴルーヤの死闘


ゴルーヤは、絶望的な戦いをしていた。相手は、冥界の北の魔王・アマイモンだ。

戦いの始まりまで遡る―――


(よし、後はタイガ達に任せよッ!?)


タイガとピュナイトからの報告を受け、ゴルーヤはハニエルの助太刀に行こうとした。飛び立とうとした瞬間、目の前には悪魔の魔爪(クロウ)が―――


「ちょいと待ちな〜 お前がこの軍の一番(トップ)か?」

「―――ッ!そんな訳ねぇだろ。」


ゴルーヤは伝説神具(レジェンドアーマー)を「装備変化(アーマーチェンジ)」を使って一瞬で装備した。そして、腰から神剣・天空(スカイ)を抜いた。


「まぁ、強いのは確かのようだね!俺の名は、アマイモン!覚えておけよぉ!」


アマイモンは魔爪(クロウ)魔黒爪(ブラック・クロウ)へと変化させた。


「さあ、戦いを楽しもうぞ。」




アマイモンは体中の妖気(オーラ)を極限まで練り上げた。爪を大きく開き、大きい黒色の妖気弾(オーラボール)を発生させた。それも、1個ではない。


「ほい。」


それを、軽々と投げつけるアマイモン。ゴルーヤは戸惑う。


(なんであれ程の威力の妖気弾(オーラボール)を何個も作れるんだよ!)

「アッハハー!死ね死ねぇ!俺の餌となれぇ!」


投げては、また作られゴルーヤに向けて投げる。妖気(オーラ)が尽きないのがおかしいところだ。


「アッ…クッ…ズァッ…」


ゴルーヤは回避が間に合わず、1発右手に当たる。そして、人差し指と中指が飛ばされる。


「アァァァハッハッハァァァ!当たっちまったなぁ!」

「このっ…アハッ…」

「苦しいかぁ?苦しいよなぁ。この攻撃には猛毒があるからなぁ。死ぬのが嫌だかぁ?」

「ゴフォッ…!」


ゴルーヤに問う、アマイモン。そして、アマイモンはゴルーヤの腹を蹴った。そして、血を吐くゴルーヤ。ゴルーヤには様々な感情が頭をよぎった。「怒り」など、その気持ちがゴルーヤの意志を鋼のように強くした。


「………フッ。俺のッ…攻撃を受けてから言え。」


ゴルーヤは「怒り」を闘志に変えた。そして、剣にも闘志が纏われた。


『ゴルーヤの神剣・天空(スカイ)を、神刀剣・灼天(ヒートスカイ)を授与致します。』


ゴルーヤの持つ剣が変質を開始した。


純青粉氷(ダイヤモンドダスト)!」


ゴルーヤが技を使った。それは、氷雪王(スノークリスタル)の効果を上乗せして使ったのだ。周囲は真っ白な雪に覆われた。どこからか風を切る音がする。そう、ゴルーヤが移動していた。


「うーん、危険そうだねぇ。花吹雪(フラワーストーム)!」


アマイモンを中心に、暴風が吹き荒れた。それは、雪ごと吹き飛ばした。


「甘い甘い!」

「お前遅い。」


アマイモンが叫ぶと、後ろからゴルーヤの声が―――


「死ねッ!終末星雲雨(エンドスター・レイン)ッ!!!」

「え―――」


たくさんの流星が降ってきた。それは雨のように何発も降ってくる。


「や、やめでぇーーー!」


アマイモンは星に潰され、死んだ。




(ハァ…俺もッ死ぬ…)

「ゴルーヤ様!大丈夫ですか!?」


苦しんでいるところに来たのは、ピュナイトだった。


「今すぐ、回復させます!」


ピュナイトはテキパキとゴルーヤを回復させた。


「ああ…ありがとう、ピュナイト。」

「いえ、ゴルーヤ様。この行動が当然ですわ。」

「―――ッ!ハニエル様の戦いが始まったぞ!」


ゴルーヤは強力な気配を感じ、ピュナイトに伝えた。そして、2人はハニエルの下へと飛んでいった。

感想、評価、いいね、ブックマークをよろしくお願い致します!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ