ゴルーヤの部下達の戦闘3
タイガとフルレーディの戦いが終わった。そこから少し遡る。
―――ピュナイトVSベルゼブブ―――
「カーッカーッカー!美しいなぁ…お前は…」
「は?」
ピュナイトは剣を抜き、ベルゼブブの背後へと移動した。それも、一瞬で。
ピュナイトは十分な美女だが、美しいなどと言われるのを一番嫌うのだ。
「な…」
「それじゃあ、バイバイ。天罰術式・轟雷旋風神。」
一兆ボルトを軽く超える程の雷が、ベルゼブブに直撃する。「絶死」や「絶命」、「死滅」などの効果を持っているので、確実に死ぬ。
圧倒的な力だった、ピュナイト。ここでの戦闘は一瞬にして終わったのだった。
―――ゴクナルVSアミー―――
ここでも、苛烈な戦いが起きていた。
「死ね。妖炎熱華。」
「あ〜あ。」
灼熱の炎がゴクナルに迫る。それに対抗するゴクナルは、指を「パチン」と鳴らした。すると、ゴクナルにはアミーの攻撃は当たらなかった。技能・氷結王だを所持しているゴクナルは、群青氷結壁を使用し、完全防御を行っている。
「クッ………防御ばっかりするんじゃあないわよ!」
「うるせえな〜」
「…!」
ゴクナルは、氷結王以外にも、氷雪王など、防御に特化した能力を持っている。ゴクナルは相手をジワジワと倒していくタイプだ。アミーに技を発動させて、妖気を不足させる、というのが今回のやり方だ。
「飛炎乱舞ッ!」
「はいはい。」
また無効化する、ゴクナル。アミーは、自分の攻撃は届かないと確信した。なので、それを上回る攻撃を放とう、そう決意をした。
アミーは、技能・華炎王や、火炎王、加速、花火など、炎系統や空間干渉系統の能力を持っている。
「あーもう!イライラしてきたァーッ!獄炎界、展開!!!」
ゴクナルとアミーの周囲に赤き魔法陣が展開された。そして、2人が入るぐらいの十分な結界が完成し、内部は地獄の炎で焼き尽くされる。
その攻撃は、ゴクナルの「完全防御」を貫き、ゴクナルにダメージを与えた。
「グフォッ…ガハッ…」
だが、体に張っていた、「水氷薄膜」のおかげで、なんとか耐えていたのだ。ゴクナルは反撃に入る。
「伝説宝刀・聖氷華虚刀、来い。」
アミーは勝利を確信した。ゴクナルの苦しむ声を聞いて。だが、目の前の結界が消えていくことに気付いた。
「え………?」
「良く効いたよ、あの攻撃は。さらばだな。氷河世界終末。」
「…え………?」
最後までアミーは否定し続けた。何で一瞬で後ろに現れたのか。何でこんなに強い攻撃を繰り出せるのか。ゴクナルの全てを否定した。そして、思い出した。ゴクナルの顔を見て―――
前世は、どんな自分だったのだろう。でも…あいつ…あのゴクナルを見て思い出した…
私の好きだった人…名前は…思い出せない、な………
「ゴルーヤ様。終わりましたよ。」
ゴクナルとアミーの戦いは、今終わった。
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