壊滅
カナメは誘拐グループと戦っていた。
「おい!オメェらぁ!」
「「「ボス!」」」
ウフフッ…コイツがこのグループの頭なのね…先手必勝!
ニョレーキは地を蹴った。
「ああ、コイツが敵か。」
「私はカナメだ。冥土の土産にしてねぇ…」
カナメは名乗った。
「フッ。可愛いじゃねぇか!」
「は?」
カナメは少しイラッときて、刀を縦に振る。
「ギャアアア!」
ボスは右腕を斬られる。
「ウフフッ…もっとそのダンスを見せなさい!」
カナメは上から下へと剣を振り、繰り返す。
「ギャッ!ヤッ…やめっ…」
一発当たり、顔に深い傷が入るボス。
「ウォォォォォア!」
「死になさいな。水氷幻刀…」
炎と氷。2つが剣から溢れている。そのまま、ボスは首を切られた。
「ボッ…ボス!」
そしてカナメは、流れるような一撃で他のメンバーの首を斬る。
「グフゥ…」
「やめっ…ろ…」
「グハッ!」
そして、大量の血を浴びるカナメ。いつの間にか、カナメはこの血の温かさを心地良いと思っていた。
「化けっ者…」
フッ…ハッハ…化け物ね…本当に私はそうなのかも知れないわね。
この誘拐グループはメンバーが全員死亡した。それにより、誘拐グループは壊滅したのだった。




