表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
鬼ごっこをしていたら本物の鬼に捕まっちゃいました!  作者: イッチ
4章 閻魔帝王決戦篇
45/62

最終話  帰ろう―――

最終回ですぜ!


俺達、地球に帰る者達は、この世界での最後の日だ。

沢山の飾りを町中に施し、楽しんだ。


「ウッウッウッ…ップハァー!美味ぇー!」


今、オレンジジュースを飲んでいる。オレンジジュースなど、色んなドリンクがあった。この世界、俺が来たことにより色んな変化があったそうだ。特に、「食」だ。食事に色んなメニューが出るようになったそうだ。


「ヒロトさん。少し、いいですか…?」

「なんだっ…」


顔をフウカの方へ向けると、顔を近づけられ、キスされた。


「なっ…」

「これが…私の気持ちです…」


モジモジするフウカ。その後ろに、ミウとナルミやナイトメアに暴れるのを止められていたニョレーキがいた。

この後、ニョレーキを止めるのにとても苦戦したのだった。






パーティーは続いた。

「じゃ、いくぞ!かんぱーーーい!」

「「「かんぱーい!」」」


ニョレーキが作ったケーキ、フウカが作ることに成功した、寿司。

美味い、美味すぎる。フウカは天才すぎる。料理がとても上手く、礼儀正しく、頭も良い。


これからも仲良くしたいものだよ。


「ヒロト。人帝国(ヒューマンカントリー)の王は…本当に私でいいのか?」


ナイトメアが俺に質問した。


「ああ…サクラとか俺の幹部達で国を纏めてくれよ。俺の国を頼む!」


ナイトメアも安心したのか、笑みを浮かべる。これで、大丈夫だな。




「よしっ!全員、俺と戦え!」


幹部達全員が俺を見つめ、笑う。そして、皆が剣を抜いた。


「それでは、ヒロトさん。遠慮なく戦いましょう。」

「久し振りに戦うな。」

「妾が倒す!」


皆に気合が入る。俺は「神気威圧(ゴッド・オーラ)」を放つ。

風の香しさフレグランス・ウィンド。」

天皇の轟雷(サンダーエンペラー)!」

「|天華魔炎斬撃《インキュバス・フレイ厶・スラッシュ》!」

神滅砲ゴッド・ディストラクション!!!」


最初から大技をぶっ放す幹部達。慌てて俺は結界を張る。結界に攻撃が当たった時、結界が壊れそうになった。


束縛鎖(リミットチェーン)!」

真っ黒の鎖を出現させ、幹部達全員を捕まえる。


「敵わないな、いつも負けてばかりだよ。」

「流石です。ヒロトさん。」


皆が俺を褒める。

え?大人気ないって???

いやいやいや、俺は大人じゃないからありですよ?

この話は都合が悪いからここで止めようよ。




―――深夜―――

「それじゃ、帰る準備は出来たか?」

「ええ!」

「勿論です。ヒロトさん。」

「早く行こうよ〜!」


待ちくたびれているナルミ。真面目そうだったのに、こんな一面があったとは…


「じゃ、お前達!元気でな〜!」

俺が国民に言い放った。

「お元気で〜〜〜!」


それを聞いて、扉に飛び込んだ。そして、扉が閉まる。






「それじゃ、ミウとナルミも元気でな。」

「ヒロトとフウカもね!」

「ええ。ヒロトさんは私の物ですから。」


そういう話はどっかでやってくれ。

北海道への穴に入っていったミウとナルミ。


フウカが手を繋いでくる。

「一緒に、行こう…!」


フウカ、怖がっているのだろうか。

大丈夫大丈夫!守ってやるよ!


そして、東京への穴に入った。











「ガタン!」と音を立て、俺は転んだ。手にはフウカの手が握られているのが分かる。


「痛てて…」

(目の前が暗い…真夜中なのか…?いや、これは…瞼を閉じているからか…)


俺は重い目を開けた。そこには…


自分を凝視する、俺の()()()()()()()がいた。


「ヒロト…?」

「ヒロト君?」

皆が俺を疑っている。


「ヒロト…ヒロトだー!」


これは大きなニュースになった。全国の行方不明者の殆どが帰ってきたからだ。


「あれ…ヒロト手を繋いでるのは誰?」

「ああ…これは…」

「あ!もしかして、浮気!?」


恐らく、カナメのことだろう。くっそ…余計なこと言いやがって…!

あれ?カナメがいない…?


「そういえば…カナメは?」

「それがねぇ。カナメちゃんも、行方不明なんだよね。」


担任の先生が教えてくれた。

(行方不明、だと?鬼界にいる地球人は全員呼んだんだぞ。確実に。つまり、鬼界にはいなかったということ。どういうことだ?)


これはどうしようもないことだ。

俺は帰ってくることを望んだのだった。






「ただいまー!」

家に向かった。フウカは隣の小学校に通っているそうだ。

(私はヒロトさんの隣にいます!)

って言って、俺と同じ学校に通いたいと言っていた。


「誰ですかー!って…ヒロト!?」

「お前…帰ってきたのか?」


親からも歓迎され、とても嬉しい。






俺はとても幸せだ。学校にも通えていて、友達もいる。鬼界での世界も楽しかったが、こっちでは比べられない程幸せだ。

この生活をこれからも続いて欲しいと俺は願った。

この後は、番外編を書きます!


楽しみにしてください!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ