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鬼ごっこをしていたら本物の鬼に捕まっちゃいました!  作者: イッチ
4章 閻魔帝王決戦篇
43/62

42話  最終決戦 〜頂上決戦〜

少し短めで…

許して…!


「ヒロト…絶対に…絶対に…!生きて帰ってきて!」

ニョレーキは祈る。ニョレーキはヒロトの国の防衛に努めていた。

ヒロトの帰りを、ずっと待っていた。






すぐにヒロトは刀を創造した。普通の太刀では無く、ヒヒイロノカネを使った剣だ。


「死ね!天雷神龍(てんらいしんりゅう)空虚光華炎(くうきょこうかえん)!!!」


閻魔帝王の刀から強い光が放たれる。これは、閻魔帝王の奥義だ。龍の頭が五つ現れ、火を吹きながらヒロトに迫る。


(クソッ…クソッ!ああ!駄目っ…クソッ!)

苦し紛れで技を放つヒロト。


―――百華流・四紅葉(しもみじ)


を放つ。大きな紅葉の葉が現れ、攻撃を受け流す。龍に喰われても、葉は再生する。

その葉は、龍を地に叩き付ける。




ヒロトは助かった。

「ほう?余の奥義が甘かったか?なら、もう一度行くぞ!」

「させるかぁ!」


ヒロトが決着を着けるつもりで放った技


―――百華流・奥義 百華繚乱(ひゃっかりょうらん)


大量の桜の花びらが刀を纏い、神速で閻魔帝王に近づく。

その花びらは、ヒロトの刀から離れ、閻魔帝王を包む。






―――ああ…ここは温かい、な。

余は…余は…余はどこで

どこで道を踏み間違えたのだろうか

ただ単に、楽しい世界を作りたかっただけなのに…

ヒロト…ヒロトか…余の望みは…叶わなかったが…

ヒロトを…()()()()()()()()、な…

やっと…こんな夢から抜け出せた…


余の…余のしたことは―――






ここで、閻魔帝王の意識は消失した。

自分自身の行いを後悔しながら、桜の花びらに飲まれて死んでいった。


将軍達も見ていた。

「「「ウォォォォォアーーー!!!」」」


この場が歓喜に満ち溢れる。

これで、閻魔帝王の世界の支配が終わったのだった。


世界は急に明るくなり、水なのが湧き、自然に満ち溢れる。

空中に巨大な門が出現する。地球と鬼界を繋ぐ(ゲート)だ。

天使、悪魔、精霊。全ての種族が「鬼」という変化から開放される。


ニョレーキも天魔鬼帝ヘブンズデモン・カイザーから、天神帝(ヘブン・カイザー)へとなる。鬼属性という邪魔な物が消えたことによって。




豊かなる大地へと生まれ変わっていく。

この地での最終決戦は、ヒロトが閻魔帝王を討ち滅ぼし、終わったのだった。

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