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鬼ごっこをしていたら本物の鬼に捕まっちゃいました!  作者: イッチ
4章 閻魔帝王決戦篇
31/62

30話  天鬼神


配下の進化なども全て終わり、今、フウカが作ったアイスクリームを食べているところだ。


「はあ〜…平和…平和って良いね〜」

「ホント、そうですね。」


俺の嘆きに、フウカが答える。フウカも美意識に目覚めたようで、技能(スキル)「美貌」を手に入れていた。天剣・風香(フウカ)という、剣も手に入れていた。

バックレスドレスを常に着ており、腰にあるドレスの紐に剣をさしている。


「ヒロトさん。コーヒーはいかがですか?」

「頼むよ。」

「承知しました。」


コーヒーにフウカが栽培に成功したサトウキビ。それから、砂糖を作る。

コーヒーに角砂糖を入れて、頬張る。


「ん〜!美味い!ほら、フウカも。」

「ありがとうございます。」


フウカも美味しいと言っていた。砂糖は貴重だから、あまり使わないようにしよう。




「ヒロト様!防衛結界を破壊しようとする天属性巨人(ヘブン・ジャイアント)を観測しました!」

「…巨人(ジャイアント)!?」


ジャイアントはただでさえ強力なのだ。天属性、つまり、聖属性。聖属性にこの結界は相性が悪い。


「すぐに叩き潰すぞ!」

「承知!」


俺は全ての将軍やニョレーキ、そして、人帝国(ヒューマンカントリー)に協力要請を通信した。


戦闘が始まった。将軍の猛攻が始まる。


聖魔火炎核撃崩壊フレイム・アタック・コプラス!!!」

龍水突撃滅(ドラコニア・アサルト)!」

疾風迅雷激(ゲイル・サンダー)…」

天空核放射熱スカイ・ニュークリア・ヒートォォォ!」

大地滅殺角(アース・エッジ)!」

樹霊深緑殴打(ディープストライク)ゥ!」

時空無限斬撃タイム・インフィニティ・スラッシュ!」


将軍達のそれぞれの最強の技を放つ。

だが、この巨人はダメージを喰らっている様子が見えない。いや、ダメージは喰らっているのだろう。

(これは…セーキと同じ、または上だ!)

と。ヒロトは考える。この化け物を殺す方法を。


(一撃で潰せる程のダメージを与えないと…)


既にさっき将軍達が放った技は全て複製(コピー)に成功していた。それを混ぜる。


「フゥゥゥゥ…喰らえっっっ!神滅無限崩砲ゴッドデストロイカノン!!!」


7つ、いや、8つの光が巨人に向けて放たれる。その光線は、混ざり、虹色の光線へと変化する。


「ッッッギャッ…ギャァァァァァァァァ!!」


耳が潰れる程の音、悲鳴が響く。それで結界が壊れかけたが、すぐに修復されるが、結界を超えて音波が都市に突撃する。

その音で建物が崩れだす。




そこに残っていたのは、白いドラゴン。


「「「え???」」」

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