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鬼ごっこをしていたら本物の鬼に捕まっちゃいました!  作者: イッチ
4章 閻魔帝王決戦篇
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28話  協力関係を目指し


人帝国(ヒューマンカントリー)との協力をミウやナイトメアが認めてくれた。


「あのね…我らの国と鬼の国が国交を結ぶとか、ヤバいことなんだよ?」

「そう、なのか?」

「そうだぞ。人と鬼が仲間になるとか…今までに事例が無いんだぞ?」


そりゃそうだろう、とは思っていたよ。ミウ達と戦ったし。俺、人間だけどね。


「魂を大量を獲得したから、後で皆を覚醒させるよ。」

「「「いえいえ!我らの力はもう十分です!」」」


将軍達が叫ぶ。

一応、ミウやナイトメアが俺の国に従うっぽいし、ミウとナイトメアも覚醒させるつもりだ。

明日、人帝国(ヒューマンカントリー)の皇帝が来るらしいしね。






―――――翌朝―――――


「おはよう御座います。ヒロトさん。」


朝起きると、フウカが横に立っていた。

「···おはよ〜どうしたんだ?」

「朝ご飯のご用意が出来ていますよ。」


ニコッと笑うフウカ。マジでありがたい。


「どうぞ。お飲み物はどう致しますか?」

「コーヒーを頼む。」

「お待ち下さい。」


今日は、人帝国(ヒューマンカントリー)の皇帝と会うので、フウカはバックレスドレスを着ている。どうやら、ナイトメアが着ているのを見て、自分で織ったようだ。

コーヒーを用意するフウカは、ドレスが黒く、肌が白い。ドレスがフウカを引き立てている。

フウカからなにかの匂いが漂う。香水だ、柑橘系の香り。後頭部に髪の毛を纏めていて、美しい。


「···?ヒロトさん?お食べにならないのですか?」

「っああ…頂くよ。」


フウカの体をジロジロ見てしまった。

失敬失敬。反省します。

パンとバター、サラダを食べる。コーヒーが少し甘めで美味しい。


「ッ!美味いよ、フウカ!」

「ありがとうございます!」




そんな、至福のひとときは終わり、自室へ向かう。そこには、人帝国(ヒューマンカントリー)の幹部達がズラリと座っていた。


「やあ、待たせたね。皇帝は?」

「皇帝様は、まだお見えでない。ヒロト殿。」

「え〜こんな奴と〜皇帝様が会うとか〜マジでイライラするんですけどぉ〜」

「黙れ咲良(サクラ)。ナイトメア様が認めたのだ。文句はない。」


真面目そうな男と、セーラー服を着た女子校生?っぽい人が話す。

咲良(サクラ)、か。明らかに人間、そして日本人だな。


「そうか。フウカ、コーヒーとクッキーを用意してくれ。」

「っちょっ…今…何て言った?」

「ん?コーヒーとクッキーを用意しろって。」


驚く咲良(サクラ)。まあ、無理もない。この世界に来て、地球の食事が出来なくなったからな。

コーヒーとクッキーを爆速で食べたサクラ。おかわりを大量に求められて、クッキーが尽きたんだよね。




「やあ、待たせたわね。私が人帝国(ヒューマンカントリー)皇帝の黒木愛海(クロキナルミ)よ。」


これぞ、皇帝という人だった。服に散られた宝石が輝いている。人とは思えない。


「やあ、こんにちは!それじゃ、会議を始めようか。」


ついに、会議が始まる。

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