表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
27/62

26話  鬼の神剣


ニョレーキは苦戦を強いられる。

その、女性。ナイトメア。槍を一瞬で前に出し、一瞬で引く。


(速い!速い!!!)

「あら…もう追いつけなく…なったの?あの…威勢は…どこへ…行ったの…かしッ」


ナイトメアの首筋に、ニョレーキの刀の刃があたる。

「気づかなかった…わね…少々本気を…出しましょう!!!」

寡黙なナイトメアが、大声を出す。


ニョレーキは頬や肩、腕に切り傷を負わされる。

「クソッ!炎氷幻刀フレアアイス・ファントム!!!」

大量の刃がナイトメアの周りに出現する。ニョレーキが手を下げた瞬間。刃が動き、ナイトメアを穿つ。


「ッ!このッ!クソがー!!!」

美女の絶叫が響く。

「殺して…やるッ…絶対に!殺す!!!竜召喚(サモン・ドラゴン)!滅亡竜ナイトメア!憑依(ポゼッション)!」


召喚した竜が、ナイトメアに憑依する。

たった今、ここに、強すぎると言っていい「竜戦士(ドラゴンウォーリア)ナイトメア」が誕生した。






「ミウ…これからどうするんだ?」

「貴方が地球の者だということは分かったわ…」

俺は、ミウに今まで何があったか話した。

ようやく、分かってくれたようだ。


「「ッ!」」

ミウも感じたようだ。俺は、強大な鬼気(オーラ)を感知した。

「行きましょう。ヒロト!」

「ああ!」

(何が、あったんだ?)




ヒロトは目を見開く。目の前で起きている現状に。

ニョレーキは、大量な鬼気(オーラ)を持つ者と対峙していた。

「やるわね!竜戦士(ドラゴンウォーリア)であるこの|ナイトメアの速さに追いつけること、光栄に思え!」

「ええ!そうさせてもらうわねっ!」


ニョレーキが握る大剣(ラージソード)を振り下ろす。

そこには、ナイトメアの右腕が落ちていた。

「ッッッ!クソがァァァー!神滅砲ゴッド・ディストラクション!!!」

「!!!」


ニョレーキの腹に大きな穴が開く。ナイトメアは、右腕を再生したが、ニョレーキはもう死にそうな状況。


「やめろ!」

ヒロトが叫ぶ。

「ニョレーキ…大丈夫なのか?」

「ヒロト…か…あいつの相手は、妾では無理じゃ…」

「…なに諦めてんだ。お前を再生させるから…」


ニョレーキから強い光が放たれ、光が弱まると、ニョレーキは、完全再生していた。

「フフッ…また、助けてもらったな。」

「俺の「相棒」だからな。」

ニョレーキの顔が赤くなる。


「あら…貴方が…この国の…王かな?邪魔しないで…ほしいわね…」

ナイトメアが問う。

「そうだ。俺が、この国の王だ。」

「そうなのね…!アッハッハ!お前を殺せば…!」


強大な鬼気(オーラ)が放たれる。ま、俺からすれば、そよ風だけどね。


俺は、神刀剣・天魔(ヘブンズデモン)を握る。そして、俺の鬼気(オーラ)が馴染み、強くなっている。


「ウフフッ…死ね!絶死崩壊(デス・コプラス)!!!」


このナイトメアが放った魔法。これは、対象者を必ず死に至らしめる、凶悪な死滅魔法の一種だ。

俺は、刀でその魔法を受けた。そんな簡単に壊れるものではない。


(グウウウアアアア!!!)

全てを受け、耐えた。これにはナイトメアも驚く。




今の一撃を刀で受け、天と魔、人と鬼の全ての妖気(オーラ)が混じり、刀が纏う。そして、

進化を開始した。

「鬼の神剣・無限(インフィニティア)」へと。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ