18話 閻魔帝王軍との戦い ―始まり―
決戦の朝を迎える。
戦場には霧がかかる。
俺が、
「撃てぇ!」
と、言った瞬間。閻魔軍も動き出す。
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「なぁ、ニョレーキ。閻魔十傑ってどんな感じなんだ?」
「閻魔十傑は単独で軍を持っているぞ。閻魔十傑は寿命が無く、身体能力もずば抜けている。」
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とか、ニョレーキ言ってたし···気を付けろと俺の兵に言っておいた。
最初は雑魚鬼共が攻めてくる。戦車の砲弾は、鬼気弾だ。鬼気から作成した代物だ。鬼気が大量にある俺やニョレーキが作る。
何で人間の俺に鬼気があるんだって?それは…
ニョレーキにキスされた時に注入されたらしい。ニョレーキは、閻魔に勝ってほしいからと力を入れただけらしい。
(他の方法があっただろ···まぁ、美人さんだからいっか。)
勝手なことすな!って言いたいけど、嬉しかったから許すとしよう。
大量の砲弾、ざっと5億発ぐらいだ。戦車にも鬼気を入れているので、入っているエネルギーの量で勝手に砲弾が自動作成されるのだ。
雑魚を一気に殲滅する。
奥に見える。霧がかかってよく見えない。
「俺は、俺は閻魔十傑の十だ。殴鬼だ。それじゃ、早速死んでもらおう。殴打死覇!」
108発の拳がヒロトとニョレーキに降り注ぐ。
「「「!!!」」」
俺とニョレーキは共に結界を即座にはったが、
(くそ!遅かった!)
100名程が殺される。結界がボロボロになっても、俺とニョレーキの鬼気で維持する。戦車から砲弾を撃つが、オーキの拳で打ち砕かれる。
「ハァァァハッハァ!脆いぞお前達!災厄の鬼拳!」
ものすごい攻撃をされる。
(早い!閻魔と戦った時の鬼気がまだ回復してない!全力を、出せない!)
「時空神撃爆獄!」
範囲爆撃攻撃をニョレーキが繰り出す。爆弾がオーキの周囲を爆発させる。時間が経っても時空を超えて爆発する。1回分の鬼気しか消費しないので、効率が良くて、とてつもなく強い魔法である。
「目視複製!」
俺は、ニョレーキの魔法とオーキの技を複製し、統合する。
「時空虚無拳爆!」
新たな技。身体能力を上昇させ、5000発の拳を放つ。「攻撃時空間」を1つに絞る。それが、今だ。
「ブゥゥゥアァァァ!」
5000発の拳が、その瞬間にオーキを殴る。
オーキは、地面に伏せる。
「あぁぁぁ…力が…入ってくる…!」
オーキを倒して、力が自分へと入ってくる。全ての技、鬼気も全て。
「行くぞ進め!相手の全てを蹴散らせ!!!」
軍に命令する。
きらびやかな部屋。そこに1人で佇む、閻魔帝王。
閻魔帝王は戦の戦況を把握していた。「神帝眼」全てを見ていた。
「十傑の十だけ倒せてもいいと思うなよ、ヒロト。せいぜい余を楽しませよ。」




