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鬼ごっこをしていたら本物の鬼に捕まっちゃいました!  作者: イッチ
第2章 小国激突篇
12/62

12話  国家との激突 1


ヒロトが作る国の近くの国。カンナス王国。

その国王、ジュリ・ドラ・カンナスは、報告を聞き、激怒する。だがこの領土は閻魔帝王が直々に与えた領土なので、閻魔帝王に苦情は言えない。カンナス王国の周りは食料が豊富だった。果物や動物など。近くに国が出来ると、その食料を取られてしまう。


ただそれだけ。だが、鬼界の食料問題は深刻なのだ。それほど食料が無いのに、殆どを閻魔帝王に献上する。

それに皆不満を抱いている。ただ、その不満をぶつけられない。閻魔帝王が世界を支配し、絶大的な力を持っている。


「ん〜、この国。滅ぼした方が良いかもしれん。」

「国王よ、それは閻魔帝王様の逆鱗に触れる…」

「閻魔帝王は口出し出来ぬ。我らと相手の国の問題だ。それに何で閻魔帝王が口出しする必要があるんだ?」

「それは・・・」

「いいか?皆の者。この国を攻め滅ぼす。分かったな!」

「・・・はい…」


国王の側近や、配下達は考えていた。この戦争は、必ず負けて、閻魔帝王の逆鱗に触れると。

閻魔帝王が行うゲーム。それに生き残ったという、ヒロト。そのヒロトとやらが建国したらしい。




「ヒロト!」

「どした?」

「カンナス王国がこの国に侵攻している!」

攻め込まれている?この国に?

「全ての鬼達に言う!カンナス王国の兵を皆殺しにしろ!」

「「「ウオオオオオオオ!」」」

鬼達は歓喜する。「皆殺し」。これは鬼達にとって、最高の言葉だ。

鬼達は、殺せることを楽しみにしている。







カンナス王国の兵は、およそ五十万。圧倒的に不利。だが、うちの軍勢には、ニョレーキという魔法の天才がいる。

俺も閻魔十傑の2人を倒した。十分強いのだ。

武具制作は、ランマの弟子達も協力も得て、大量の武具を貰った。




そして、1週間後。

「ゴーン」

この鐘の音が鳴る。その瞬間に向かい合っていた軍が動き出す。

氷結結界(ブリザードフィールド)!」

ニョレーキが、相手の軍に内部を凍らすという結界を張った。耐えた者は結界から出てきて、耐えれなかった者は結界内部で凍死する。

俺は、

炎天華ヘブンフラワーフレイム。」

数百億度の炎が金色の華から発射される。大体の者が焼失する。

そのまま、炎から逃れた者達が走ってくる。その数、およそ十万。




カンナス国王は、驚愕した。巨大な結界が現れたかと思えば、巨大な炎が出現する。これは、負け戦だと確信する。

(敵に回してはいけなかった!!!)


王は逃げ出す。

(あの者達に勝てるわけがない!逃げなければ!)

暗黙(ダークネス)・・・」

「はぁ!?」

国王は発狂する。突然、周囲が真っ暗になったのだ。

「おい、お前が国王か。」

「ハァハァ…」

すると、カンナス国王の視界が戻る。

「お前の軍は俺達の軍が全て潰したぞ?」

「えっ…」

国王は後ろを振り返る。そこには、惨殺されるカンナス兵士達がいた。

「俺達を舐めるなよ?じゃあそろそろサヨナラだ!爆炎幻霧覇(ファントムフレア)!」

「やめっ…やめでぇ、待っ…!」

身体の細胞を焼き尽くす、死滅魔法だ。


だが、カンナス国王はこう、確信していた。

(次の部隊があの!あの化け物を倒してくれる…!)


「ハァ、終わった。想像以上に弱かったな。」

「そうだな、すぐ終わったな。」


「おい、ヒロト!あそこ!」

後ろから声を掛けられ、振り向く。

そこには・・・

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