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転入初日、恒例の自己紹介

クラスに向かいながら、エイダスがシリルに授業内容の説明をする。

午前は学科で、午後は実践形式の模擬戦で金曜日が終日ギルド任務でグループ単位でうけているとの事だった。

教室の扉の所で待つようにいわれ暫くするとエイダスに呼ばれて、シリルが教室にはいると、人間社会ではみない明るめの紺色の髪の毛の生徒が6人いる。


男子生徒達は「チビだ」「ちっさいなー」などいい女生徒達は「ちっちゃくてかわいい」「かわいいね」などの声がする。


エイダスが「学園としては非常に珍しいんですが、家庭の事情で急遽転校してきた、このクラスにはいるシリル・グレイ君です。」と生徒のほうに説明して、シリルのほうに「グレイ君、自己紹介お願いしますね。 魔法属性と得意な武器とあとギルドランクもね」というのだった。


「シリル・グレイだぞ。 属性は、火と風だぞ 武器は最近双剣が多いぞ、ギルドランクはAだぞ。 あと敬語はなせないぞ。 田舎にいたから一般常識うといぞ。 よろしくだぞ」と挨拶する。


生徒が少し騒がしくなりエイダスが「質問がある人は手を挙げてくださいね。」というと、半分以上の生徒が手をあげる。 エイダスがさすと、男子生徒が「ランクAって、学生カードのランクですか?」と聞かれ、「本カードだぞ」というと周りは騒めくのだった。


それを鎮めるエイダス。 他の女子生徒を指名すると「演唱魔法レベルはどこまでですか?」と聞かれ、「演唱魔法は使わないぞ。 おれ、魔術師だぞ」というと、周りの生徒が「魔術ってなんだ?」「演唱魔法が使えないってこと?」などなど騒がしくなる。


シリルの回答に驚くエイダスがシリルに「グレイ君は、魔術をつかうのかい?」と聞かれ、「うん、そうだぞ」と答えると、エイダスが「僕も初めて会うよ」というのだった。


いちおう魔術の存在は知られているみたいだぞ。

するとエイダスが、生徒のほうをむいて「一応、教科書にも書いてあるけど、あまり知られていない魔法です。 演唱魔法よりかなり前に使われていてあまりの難しさに廃れた魔法です。 実技でみる機会があると思うので、それまで楽しみにしてくださいね」というと、とりあえず静かになる生徒達である。


「グレイ君、急だったので、席が窓側の一番後ろなんです。 黒板みえますかね」といわれ、「おれ、目いいから大丈夫だぞ」といいながら席に向かうのである。


エイダスとしては、身長的な意味で気を使ったのだが、シリルとしては特等席確保でちょっと嬉しかったりしているのであった。

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