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傍観者と仲間たち

ここは神獣竜界の深層の森にある2階だてのログハウスには、俺シュンが庭でエールとタバコを加えて、バーベキューの肉、魚、野菜を焼いている。


綺麗な紺色の長めのショートで瞳は金色身長は163CMと低く少年のあどけなさをのこした可愛らしい美少年がエールをのみながら、「シュンさん、まだなのかだぞ?」と催促をしてきた。


「シリル、あと少しだ。 てかよー前からもそーだけど、ちょくちょくくるよな。 魔王なくせに、また子作りからにげてんのか?」

「逃げてないぞ。 しない事になったんだぞ」というシリルだ。

「なんでだ?」

「あいつに、不老にされたんだぞ。 魔王の代替わりがなくなったのだぞ。 おれ異質だぞ。 もし子供できて魔力が魔族の質じゃない可能性もあるっていうことにようやくなってだぞ、大魔王の責務になったのだぞ」と嬉しそうにいうシリルだ。 

「そーいや、大魔王の奴、ここにくる頻度がへったな。」って、俺は思い出しながらもエールを飲んでいる。


ちなみにシリルは、俺の元弟子で、元人間だった。 異質な奴で、ある時魔族になった。 しかも魔族になった時に、魔族の最強種族である魔王種になったわけだ。 そして、今、俺がいる神獣竜界ではなく、魔界にて魔王をしている。 大魔王ってのは、隠居した魔王の呼称の事だ。 俺らが言っている大魔王というのは、先々代の魔王で、こいつもいろいろあって不老だ。


「そろそろ、出来る頃かと思ってきたぞ」って現れたのは噂していた大魔王だ。

「そろそろじゃ」といって現れたのは元竜王。


元竜王は、今いる神獣竜界の竜族の隠居した竜王の事だ。 人化すると紳士的な執事風になる。 たいたい俺達の所に来る時は人化している。 こいつも、なんだかんだあって不老。 こうやってこいつらもシリルと同様ちょくちょくくる。 


「いつものメンバーだな」って俺は苦笑しつつエールを配ってやった。

「リン、アーク、できたぞ」と大声をだし、家の中にいるリンとアークを呼んだ。


アークは俺の育ての親で不死鳥だ。 リンは俺の嫁。 女が臭いと感じる女嫌いの俺が唯一触れられるのが無臭のリン。 リンはアークの加護で不老だ。 って事で、ここにいる奴ら俺も含めてだけど、この世の理から外れた人外っちゃ人外。


集まった面子で、こうやって俺の料理を食べて飲んでしているわけだ。

「なんだかんだで、ずっとこのメンバーだな」ってアーク。

「「だなー」」って、俺とリン。 

まじ、もうどのくらい経過したとか数えてないからわからないが、結局6人で集まる事が多い。


「ここ世界と魔界は平和だな」って俺がいうと、「「「「確かに」」」といういつものメンバー。

報告で、人界の魔大陸は安定しているが、人間どもは人間ども同士の争いがあるらしい。 秩序の乱れではないから、特に興味もないけどな。


その後は食事の運動をかねて、みんなで模擬戦という名の地形が変わるほどのじゃれあいをしている。 俺に敗れたシリル。

「あーまた負けたのだぞ。 勝ったことないのだぞ。」

「当たり前だ。 シュンが身体強化つかったんだから、進歩してるぞ」ってアークだ。

俺もタバコの火をつけて一服。

「だな。 ちびっと強くなったみてぇーだな」って言っておいた。

「本当か! 楽しかったぞー。 またしようだぞ」といって起き上がるのであるシリル。


相変わらず戦闘狂だな、こいつは。

◇◇◇

俺たちのそんなほのぼのした時間を破るかのように、”ブォーン”という低い音が微かだが振動とともにする。 この振動と音。 俺達の時が止まる。

「「「今のって」」って俺のほうを向いてくる全員。

「どこかで、やらかしたな!」といって、俺はタバコの火を消した。 ふざけんな。

「大魔王とシリルは魔界だ。 ここは俺と元竜王だな。 あとは、アークとリンは、ここで魔大陸と人間社会からの報告待ちだ」というとみな頷き各々の役割に向かう。


まじ勘弁してくれよ

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