エピローグ
ここは神獣竜界の深層の森にあるログハウス。
皆で祝杯をかねて、赤竜のバーベキューをしている。 俺がエールをのみながら「魔人族のやつら、素直だったよな。」といい、シリルが「ほんとだぞ。 もっと好戦的だったら人数増えたぞ」というと、リンが「われも、同感だ」といい、アークも「結局、ちょびっと祭りだったな」といい、元竜王も「もの足りないのじゃ」といい、大魔王も「本当だぞ」というのだった。
リンに「あの、魔方陣どうした?」ときかれ、「ショタ駄女神の後始末だからあいつに用意させた」と俺が肉をたべながらいう。 そして、アークが「でも、笑えたな。 どんだけシリルのストーカーだったんだよな。 みんな紺の髪色にはわらえたぞ」と爆笑すると、俺も笑いながら「あー笑えたな。」というと、シリルが「少し違う色だぞ、おれの髪色」というと、みんなが苦笑しながら「「「「「確かに」」」」というのだった。
アークが「この30年間地味だったな。 なんかひさしぶりにゆっくりしてるな」と苦笑いすると、俺が「本当だな。 でもよ、思いだすたびに頭くんよな。 次元ゲート使いじゃねーとふさげねーしよ、しかもだ、使えんのが俺らぐらいで、かつ3世界がつながんねーように、お互いのタイミングでとじてくってよ」といい、「何度も人間社会みすてよかとおもったわ」というと、みな頷くのだった。
人間の身勝手により、俺たちは30年間も次元の歪み修復をしていた。 もとの原因は、シリルのストーカー女神がのこした召喚陣が原因だった。 だと言っても、召喚した魔人族を、身勝手に魔族と言って、争っていた。 おかげで、今回俺たちは仲裁役したり、最終的には体裁をいれたわけだ。
勇者など召喚しないでほしい。 そんな事考えながらも、いつもの面子で赤竜の肉たべて、このあとみんなで模擬戦だろうな。