表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
12/19

ギルドの日 後編

魔族の奴隷の話をして、少し暗くなる一行。


エドガーが「話かえようぜ。 傭兵団の人から教えてもらったんだけど、安くてうまい食堂があるんだって行ってみようぜ」というと、シリルを除くみなが行く気まんまんとなり向かうのであった。


暫く街中をあるくとエドガーが「ここだここ」といい「やってるよ。」といってドアを開くのだった。


「4人ですが空いてますか?」と聞くエドガー。

濃紺の長めのショートで瞳の色はごけちゃの長身痩躯のウェイターが「いらっしゃいませ。 って、ま シリルおかえり」というのである。

「ただいまだぞ」

 

そう、エドガーが連れてきたのは『ボブの食堂』だった。 驚くエドガー達だが、ゲールが「席に案内しますね」といって、3人をつれていき、「おれ、着替えてくるぞ」といって部屋に向かうのだった。


席についたエドガー達。

「ここって、シリルの家なんですか?」と聞くエドガー。

そんな彼らをみてクスッと笑うゲール。

「ええ、シリルはあまり言わないと思いますが、シリルの保護者がここのオーナー兼シェフなんですよ。 あまり、学園でいわないであげてくださいね」といって、去っていく。

今度は、リンが水とメニューをもってきて「決まるころにおうかがいします」というと、エドガー達はリンに見惚れるのであった。


俺シリルが私服に着替えて戻ってきて席につく。

「シリル、なんで教えてくれないんだよ」ってエドガー。

「聞かれてないからだぞ」

「確かに、きいてないな」とケネスが苦笑する。

「ああ、聞いてないな」というカミルだ


リンがオーダーをとりにきて、「おれ、ハンバーグだぞ」というとエドガー達もハンバーグにするのであった。そして、「リンさん、あとエールだぞ」というとエドガー達が「「「未成年だろ!」」」と突っ込むのだが、リンがくすっと笑いながら「シリルは転校前に18歳になったばかりですよ」といい、テーブルを離れるのだった。


今回学園に行くにあたりシリルは、お酒がのみたいがために18歳設定にし、シュン達は21歳にし、ゲールは25歳にしてあるのであった。


「18歳にみえねー」と呆れてるエドガーを無視して、エールを飲む俺シリルである。 

「シリルもそうだけど、ウェイトレスの美女もおれらと同い年ぐらいにしかみえないけど、いくつなんだ?」

「リンさんは、21歳だぞ。 童顔なんだぞ」というと、みな驚くのであった。 食事が届き、みんな味を堪能し、「まじ、うめぇーな」とエドガーがいい、ケネスも「うまいと」喜び、カミルも「ほんと美味いわ」としか言わないのである。 

「そういえば、さっき学園でいわないでほしいっていわれたけどなんでだ?」と聞かれ、「おれの保護者のシュンさんって、貴族嫌いなんだぞ。 あと、女もリンさん以外は大嫌いで近づかれるのも嫌なんだぞ。 だからだぞ。 おれも煩いの嫌いだぞ」というと、みな納得するのであった。


その後、エドガー達は会計をすませ帰っていくのである。

シリルと別れたエドガー達、ケネスが「料理うまかったなー。 にしても実技でもそうだが、シリルって実力あるよなー」というと、エドガーも「ああ、近接戦特化だよなー。あんなに小さいのによ」といい、カミルも「ああ、それにこの前の実技の模擬戦で勇者パーティのデニスにかってたもんなー。 シリル覚えてなさそうだけど」というと、エドガーも「ああ、きっと覚えてないな」と苦笑するのだった。



◇◇◇

その日の夜、シュン達は賄いを食べている。 シリルは食べたのでエールをのんでいる。

「あれが、召喚の1人か」とシュンにきかれ、「そうだぞ。」という。

「ふつうだな。」と言われ、「他のやつらはお花畑らしいぞ。 おれ、興味ないからわからないぞー」というと、シュンにハリセンでたたかれ「おめぇーな そのために学園いってるんだぞ」といわれたぞ。


「シュン、シリルにそれをもとめるのは無理だぞ」といわれ、「確かに」というのシュンだった。

興味ないんだから仕方ないんだぞ。


そして、俺シリルが奴隷の話をすると、シュンが「なるほどなー。 魔皇帝がいっていたとおりだな」と言われ、「うん、そうなんたぞ」というのである。


いろいろ面倒なんだぞ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ