小さな町
町についた。
その町は老人が多く人がまばらでとても賑わっているとは言えない。
どちらかといえば過疎化が進んだ田舎みたいな感じだった。
とりあえず初めにしたかったこと。
それは身体が小さくなってしまったのでとりあえず服を着替えたいと思っていた。
町に着くまで服もズボンも裾をまくり、ズボンが下がってこないように持って動くしかない。
そのため、正直とても動きづらかった。
服屋を探したが、文字が読めず看板が読めない。
どうしようかと思ったとき近くで歩いていた老人たちが寄ってきた。
一人の老人が声をかけてきた。
「どどどどどうしゃたんじゃ」
??
どうしゃたんじゃ??
どうしたの?ということかと思い
「よくわからないのですが服屋に行きたい。」と伝えた。
そうすると老人は驚いた様子をみせ、
「どこかのきぞゃくかなにかでしゃょうや?」と聞いてきた。
きぞゃく??でしゃょうや??
ままままさか。。。。さ行すべてが小さい【ゃ】ついてしまっている・・・
俺は営業マンとして様々な地域で働いてきたがここまで変わった方言は聞いたことがない。
しかし日本語は通じる。でもきぞくとは?どういうことだ?
理解はできないが、違うと答えた。
老人は不思議そうな顔をしていたが、かなり怯えている。
僕はどうしようか考えた結果
老人に再度服屋に連れて行ってほしいとお願いした。
老人は腰を低くして頭を下げたまま無言で案内してくれた。
他見ていた周りの老人たちもかなり怯え跪いて頭を下げている。
まさしく王様が進行するような形になってしまった。
誤字脱字があるかもしれません。
読みにくいかもしれませんが、初めてなのでよろしくお願いいたします。