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いざ高校生!

どうも、今回から小説家になろうを始めたセラフィエルというものですどうぞよろしく。

さて、話を簡潔にまとめますと…私は初心者でございます。なので、まだまだ未熟どころでもないです、改めてよろしくお願い致しますですよ。

4月8日



「とあるマンションの一室」 AM8:00


ジリリリリリリリリン……

枕元の目覚まし時計が鳴る。

「う〜ん…むにゃぁ…」

眠たそうにしている彼女は「春咲(はるさき)ひかり」。

明るくてポジティブで、とにかく元気。目と髪は黄色で髪の長さは短め。今はマンションで一人暮らし。今日から近所の「壱戸瀬(ひととせ)高校」に通うことになる、高校1年生。

「おーい、ひかりちゃーん?起きてるー?」

外から呼びかけているのはひかりと同い年、同じ高校に通うことになる幼馴染みの「夏野(なつの)みずき」。彼女はちょっと控えめな性格の赤メガネっ子。目と髪は青く、髪は少し長め。呼びかけの声も、その性格のせいからか声が小さく、ひかりに届いている様子はない。

「もう、ひかりちゃん何やってるんだろう…今日は高校の入学式だっていうのに…」

みずきはそう言うと、ひかりの家の玄関ドアに触れた。すると、軽く引いただけで開いた。

「…もう、ひかりちゃんったら。鍵はちゃんと閉めないとって何度も言ってるのに…」

みずきはそのままひかりの家に入った。そこはまるでゴミ屋敷のような散らかり様だった。

「ちょっと、さすがに散らかりすぎだよ…」

床に散乱しているゴミを避けつつ、踏み場の無い廊下を進み、ひかりが寝ている部屋のドアを開けた。

そこには、布団に潜り気持ちよさそうに寝ているひかりがいた。みずきはひかりの元へ歩み寄り、

「はぁ…ほら、ひかりちゃん?起きて?今日は高校の入学式だよ?」

と、ひかりの体を揺さぶりながら呼びかけた。しかし反応がない。

「こうなったら…」

そう言うとみずきはひかりが潜っている布団を強引に引き剥がした。そしていきなり、ひかりをくすぐり始めた。

「ほぉらぁー!ひかりちゃーん!起きなさーい!」

「うっはっはっは!!や、やめてくすぐったいぃ!…はっ、みずきちゃん!?」

ひかりはそう言うと布団から飛び起き、踏み場の無い床へと降りた。

「もう、やっと起きた。今日は高校の入学式だよ?このままだと初日から遅刻っていうのも…」

「あっ、そうだった!急いで準備しないと!」

ひかりは猛スピードでパジャマから制服へと着替えた。

「(目の前に私がいるのになんの躊躇(ためら)いもなく着替えるひかりちゃん…昔からずっと一緒だから恥ずかしさとか…ないのかな…)」

みずきはふとそんなことを思っていた。

「じゃじゃーん!いやぁ、高校の制服はやっぱりカワイイねぇ、みずきちゃん!」

「そうだね、それじゃそろそろ行こっか、ひかりちゃん。」

そう言うと2人は踏み場の無い足場を歩き、外に出て、高校へ向けて歩き出した。

「(ひかりちゃん、高校生になっても昔と変わらないなぁ…)」

少し微笑み、ひかりの方を見る。

「ん?どしたのみずきちゃん?私の顔になんかついてる?」

「あ、ううん、何もついてないよ」

みずきは慌てて顔を逸らす。

「そっか、そうだみずきちゃん!学校まで競走しよ!」

と、みずきに子供のような仕草、顔、声で呼びかけた。

「え、えぇっ!?む、無理だよそんな…」

「よーし、それじゃぁよーい…どーん!」

ひかりは元気よく走り出した。

「えっ、えぇっ、えええええ!!ひかりちゃーん!?」

みずきも動揺しつつ、後を追う。



「壱戸瀬高校 校門前」AM8:30


校門には既にたくさんの生徒が居た。

「はぁ、はぁ、はぁ…やっと追いついたよ、ひかりちゃん…」

みずきは息をぜぇぜぇ切らしながら追いついた。

「遅いよみずきちゃん!早くしないと遅刻するよ?」

しかしひかりは済ました顔だ。

「もう、誰の、せいで、遅刻しそうに、なってる、の…はぁ、はぁ…」

みずきは膝に手を当て、肩で息をしていた。よほど疲れたのだろう。

「んー?みずきちゃん、昔に比べてスタミナ落ちた?前はもっと走れてたよね?」

ひかりは笑顔で首をかしげ、みずきに問う。

「わかんない、けどなんか走るのがつらくて…」

みずきが体を起こした。

「大丈夫?どこか変なとこない?」

「大丈夫、だと思う…多分。」

そう言いながら胸のあたりに手を当て、呼吸を整えている。

「なら大丈夫だね!それじゃ早速レッツゴー!」

「ひかりちゃんはいつも元気で羨ましいよ…」



「壱戸瀬高校 ホール」 AM8:45


ひかりとみずきは、クラス発表を見に来ていた。

「えーと、クラスクラス…」

人差し指を顎に当て、自分の名前を探しているひかり。

「全部で4クラスあるんだね…」

不安そうに胸の前で手を結んでいるみずき。

「「あっ、あった!」」

その声は同時だった。

「やったよみずきちゃん!一緒のクラスだよ!!」

「うん!これからもよろしくね、ひかりちゃん!」

ひかりとみずきは1年4組だった。同じクラスだ。

「それじゃ、今から一緒に教室いこ!」

「うん、いこっか!」

そのまま2人は1ー4の教室へ向かった。



「壱戸瀬高校 1ー4教室」 AM10:15


入学式が終わり、教室に帰ってきたひかりとみずき。

「入学式凄かったね、みずきちゃん!まさか部活動紹介も一括でやるなんて!中学とは大違いだよ!」

もの凄くハイテンションでみずきの机に手をつくひかり。その顔は笑みでいっぱいだ。

「そうだね、ひかりちゃん。…ところで、ひかりちゃんってさ、どの部活に入るつもりなの?」

少し心配そうにみずきが尋ねる。

「部活?うーん…なんかさ、この学校、変わった部活多いよね、だから悩んじゃう…」

人差し指を顎に当て、若干上を向いて考えるひかり。

するとみずきがおどおどしながら、

「あ、あのねひかりちゃん、わ、私…えっと…ま、『魔法研究部』ってとこに入ろうかな…って思ってるんだけど…その…」

ひかりの顔が再び笑顔になる。

「魔法研究部!!なにそれ面白そう!一緒に入ろっ!」

その一言に驚いているみずきだが、どこか嬉しそうである。

「それじゃ…一緒に入部しよう!ひかりちゃんが一緒なら安心だよ…」

「うんっ!!」



晴れて高校生となったひかりとみずき。これから先、どんな事が待っているのか…彼女達はとても楽しみにしながら、毎日を生きていく。



初めてなのでまだまだ至らぬところもございますが、これから頑張っていこうと思います!

投稿ペースは3日に1回くらいを目標にしたいですが

用事など色々重なると難しいかもしれないです…

ですが極力は3日に1回、頑張りますっ!

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