a boy in hell
投稿はこれが初めてです。
小説作るのは初心者ですが
どうか温かい目で見守って下さい。
「僕は一体何の為に存在しているのだろうか?」
そんな事1人で考えながらビルの屋上へと
僕は無言で向かっていった。
第1章 第1話 「死んだ先にあるもの」
僕はどうなったのだろうか?
死んでしまったのか?
それとも、まだ生きてるのか?
僕は今、よく分からない状況下にいる。
周りには何も無い、いや真っ暗闇で何も見えないとい
うのが正しい表現なのかもしれない。
「ここは現実世界なのか?」
声が出ているのかも分からないが
一応言ってみた。だが返事がない...
やはり、自分は死んでしまい、いわゆる<あの世>
という所に来てしまったのか。
「ずっと1人なのは辛いな。」
そんな事を考えていると目の前に
微かな光の玉みたいなものが見えた、
「何だあれ?」
僕はそう思い、身体は見えないが
急いでそれに近づいた。
僕は気がつくと冷たい石の上にいた、
「さっきとは違う場所なのか?」
そう思い前を向くと何か看板のような物が見えた
「もう少し近づけば何て書いてあるか読めそうだ」
僕は自分の身体が見えるようになった事も気にせず
その看板を目指し歩いた。
看板の字を読んだ時、僕はなぜか納得してしまった。
看板には
<地獄へようこそ!>
と大きく書かれていたのだ。
しかも、よく見ると普通の黒ペンではなく血のような
赤い色で書かれてあり
僕は恐怖を感じてしまった、
「自殺だし仕方ないな。」
と泣きそうな顔で1人呟いた。
すると、いつからいたのか分からないが
自分のすぐ横に女の子(いや、少女と言うべきかもし
れない)が立っていた。
その少女は僕の顔を見て
「やっぱり、<りょう>だったのね!」と言った。
僕は思わず「えっ?」と言ってしまった、
なぜなら、僕の名前は<中村悠>だからだ。
するとその少女は少し笑って、
「そうだよね、分からないよね」と言ってきた
僕はこの時この言葉の意味が分からなかった。
少女は僕の手を掴み「着いてきて!」と言い
無理やり僕を引っ張っていく形で
走り出した…