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御近所のドラゴン一家  作者: さゆき
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テイマーの竜姫2

小さいおじさんとゴツいおじさんしか出てきません。なんてこったい

 馬鹿貴族は拘束された。後半は殆ど力わざだった。


「やはり、無理があったのう」

「そりゃあ、そうですよ、問題の竜姫は居ないと言っているのに、一方で失礼な言動が知られたらどうすんだって諌めてれば、どんな馬鹿でも、つじつまが合ってないと思いますよ。竜なんて本来人の辿り着けない場所に住んでいるもんですし。」

 とりあえず竜の使う千里眼と遠耳の魔法は人間のそれとは比べ物にならないと突っぱねた。

 実際に市全体が結界に包み込まれているのだ、恐ろしい事に。


 だが、竜姫の存在を教えられないのでジレンマだ。リドル卿の立場から見れば言い掛かりだと思う訳だが、

「あそこの一家はそんなに理不尽じゃありませんけどね、あの馬鹿がガンガン暴言吐き捲るから冷や汗が出ました。」

 メス竜だの、卵を産ませて殖やしてやるだの、(暴力で)厳しく躾れば逆らわ無くなるだの、それはもう得意げに今後の計画を話していたが、どれも立場を逆にしてエルフ等の他種族が自国の王女に向かって発言したらどうなるかと!

(叫びたかったぞ!俺は!まあ、あの硬い鱗に包まれた巨大な生き物にどうやって攻撃を通すつもりなのかは疑問だが、人間なんて足元にいたらプチだぞ、プチ)


 結局太守であるトラブィス子爵が自分より身分が下だと思って権力を振りかざそうとしたが、あっさり一蹴された。

「馬鹿は死ななきゃ治らない」

「上手いことを言うのう、とは言えイルザラーム帝国と黒竜の故事も有る。自国の貴族がしでかした事は王国に責任が有る。わしも後で詫びに行こう。」


 トラブィス子爵はわざわざ国王の肝いりで重要案件を抱えたこのエスタル市に赴任して来たのだ。


 エスタル市に『テイマーに従魔契約で縛られた竜姫』は居ない、居るのは『テイマーをやっている(職業についている)竜姫』だ。あの馬鹿貴族には絶対に教えられないが。

 前世でも国語の授業によく出た引っかけ問題のようなものだ。

 読み方によって複数の解釈の出来る例文、というやつだ。





 かつて大陸の北の端に、イルザラーム帝国という軍事国家が存在した。

 元は小さな王国から破竹の勢いで周辺諸国を併呑したが、一夜にして帝都が


  煮えたぎる溶岩の湖になった。


 当時人間側に生存者はいなかったので詳細は長らく不明だった、判っているのは黒竜が盗まれた卵を探していた事、国境の外からも見てとれる程、帝都上空を覆い隠す黒竜の群れが飛び交い、魔法の輝きが恐ろしく煌めいていたということが記録されている。何が起きたか推理するのは容易い。


『ドラゴンの軍事利用』軍人なら誰でも一度は考える事だろうが、そんなことは不可能だ、ドラゴンを契約で縛り付けるには魔力総量がドラゴンを上回らなければいけない、契約の維持にも魔力が必要だ。

 だが、人間の魔力総量は下はゼロから上限は300前後、500を超えた記録は無い。

 エルフが四桁、ハイエルフと魔族そして上位竜でも序列が下の方が五桁、上位が六桁、神竜王は七桁。

(思わず指を折って数えたぞ)


 それ程の桁違いさなのだ。


 竜は従魔契約を跳ね返す必要すら無い、何もしなくても詠唱の途中で人間の方が勝手に枯死する。

 そして仕掛けられた魔法に効力が無くとも、竜はきっちりと返礼する。

 イルザラームの二の舞になってはいけない。



原稿用紙4枚を超えると、入力出来なくなるのは何故だろう(T-T)

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