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御近所のドラゴン一家  作者: さゆき
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野性動物は飼ってはいけません

別の話を投稿予約したら、変更方法が解りません。こちらの話が先になりますがまだ2作目です。初心者ですので、どうぞお手柔らかにお願いします。

 街中の鐘楼が魔獣接近の警報を打ち鳴らす。

「市外の人間の避難誘導が終わり次第全ての門を閉じる!商人達に荷車も屋台も捨てさせろ」

「命が惜しいなら急げ、急げ!避難が終わらなくても魔獣が来たら門を閉じるぞ!」

 荷物を抱えてオロオロする商人達を門の上から兵士が怒鳴り付ける。


「魔導兵、法撃詠唱準備、投槍機投石機も装填急げ」

 街を囲む防壁の上を騎士団の兵達が駆け回る。

「まだ射程距離には入っていない、落ち着いて狙いを定めろ」


 物見の尖塔から報告が届く、

「魔獣確認しました、種族は甲殻竜、鱗は青緑、体高約5メル全長約20メル、災害級魔獣です」

 甲殻竜はアルマジロに似た魔獣だが遠近法がおかしいんじゃねえかって位サイズが桁違い、まさしく動く山だ、鱗の色が青ということはまだ年若い個体なので鱗が岩石状にぶ厚くなってないのが僅かな救いか。


「ドレイク隊長、街門前避難誘導終わりました」

「投槍機、投石機装填完了しました」

「砲台回せ!回せ!照準良し!」

 魔導兵達も挙手している、詠唱が無駄になるので声に出して報告は出来ない。


「後5メル近づくまで待て、焦るな、十分に引き付けろ、よーし、攻げ……」

 高く挙げた手を魔獣に向けて振り降ろし、「攻撃」と言い終わる前にそれは起きた。


「魔獣です!別の魔獣が横から……」

「あんなでかいの、今までどこにいたんだよ?見落とす大きさじゃないぞ?」

 騒ぐ人間達をよそに地震の様な地響きを発てながら巨大な魔獣同士の争いは続く、だが手出しは出来ない、迂闊に攻撃して魔獣達の注意(ヘイト)がこちらに向いては困るのだ。


 それとは別にドレイクには攻撃出来ない理由があった、後から現れた魔獣に嫌というほど見覚えが有るのだ、いつもは角も無いしサイズもあんなに馬鹿でかく無いが、鱗ではなく毛皮に覆われた後ろ姿と金と黒の毛並みが知り合いの飼っている従魔に良く似ている。


「アッ、転位陣が……」

 巨大な魔獣2匹を包み込み、地面にとてつもなく巨大な魔方陣が描かれた。

 多くの隊員達が成す術もなく呆然と見守る中、2匹の魔獣は忽然と消えた。

(あんっの、小娘~)

 ドレイク隊長の心の叫びは、幸い部下達には聞こえなかった。


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