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綺麗な竜?

 その竜は、遠い所でたくさんの人間に襲われたので反撃したのだそうだ。

 そしてたくさんの人間を殺したけど、次から次へと人間たちがやって来るのでここまで逃げて来たのだと言う。


 私はそれをタイゼンさんに伝えた。

 タイゼンさんは、一度城へ戻って報告したほうがいいな、と言った。


 竜にこれからどうしたいのか訊いたら、私と一緒に行くと言う。

 こんな血まみれでお城まで行ったら驚かれてしまうと思ったけど、先にセラージュ湖に寄ればいいだろうと、タイゼンさんに言われて安心した。

 この竜は、セラージュ湖の仲間たちの所に置いてくればいいだろう。そう思っていた。




 セラージュ湖に着くと、他の竜たちが警戒の鳴き声を上げた。

 竜たちにも血まみれの竜は危険に見えたのだろう。

 とりあえず、竜たちと離れた所で水浴びをして血を落としてもらうことにした。


 汚れをキレイに落とすと、銀色の身体が輝いてとても美しい竜になった。

 私がその姿に見とれていると、キュアーが不満気に「キュウー」と鳴いた。


 私はキュアーの身体を撫でて言った。

「キューちゃん。私にはキューちゃんが一番だよ」

「キュ」

 それでキュアーは機嫌を直した。

 私はキュアーが満足するまでその身体を撫でていた。


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