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人間の血?

 山の上に降りると、私はすぐに血まみれの竜に近付こうとしてタイゼンさんに止められた。


「クルト、本当に危険は無いんだろうな」

 タイゼンさんが念押しするとクルトは「クルル(大丈夫)」と答える。


「大丈夫ですよ、ちゃんと結界も張ったままですから」

 私はタイゼンさんを安心させるように言った。

 それでようやく竜の治療を始められた。


 まず、怪我をしている場所を竜に訊いた。すると左足の甲の辺りに傷があることが分かった。

 しかし、その傷だけでこんなに血まみれになるはずがない。

 ほかに怪我がないか訊いたけど、ほかは痛くないと言う。

 私はとりあえず足の傷を治した。

 それから改めて、身体中の血はどうして付いたのか訊いた。


 竜の答えは、人間の血が付いた、ということだった。

 私はタイゼンさんにそれを言った。

 タイゼンさんは固い声で「どうして人間の血が付くことになったのか詳しく訊いてくれ」と言った。


 私は竜に何度も質問して、血まみれになった理由を聞き出した。


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