表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
91/130

エーリリア様?

 今度も一緒に行くのはガーランドさんとリーズだった。


「またよろしくね、リーズ」

「キュルル」

 私が頭を撫でると、リーズは自分から擦りつけてきた。


 私がリーズを撫でていると、ガーランドさんが困ったような顔をしているのに気が付いた。

 私はハッとしてグレイス様を見た。そして慌ててリーズによじ登ろうとしたら、ガーランドさんが手を貸してくれた。


「そんなに慌てなくても、置いて行ったりしない」

 グレイス様に言われて、恥ずかしくなった。




 王族のエーリリア様は、とても気さくな方だった。

「わざわざ来てもらって、ごめんなさいね」

 足を怪我したという彼女は、ずいぶんと元気だった。

「痛み止めの薬草が効いてるから、今は全く痛くないの」

 そう言って朗らかに笑う。


 エーリリア様は黒い髪と青い瞳で、王族というよりお金持ちのご婦人という感じだ。

 アウトゥール殿下と似た所もなく、聞いていなければ王族だとは分からなかっただろう。


 旦那さんは宝石を扱う商人だという。

 買い付けに付いて来て事故に合ったのだそうだ。

 そんなことを、治療院に着いてからエーリリア様から聞いた。

 彼女はとても話好きで、グレイス様が言ってくれなければ治療を始められなかった。


 だが、彼女のおかげでだいぶリラックスできて、その後の同調も術式を編むのも順調に進み、怪我を完全に治すことができた。


 帰り際、キュアーを触らせてほしいと言うので渡したら、撫で回して嫌がられていた。

 そういう所はアウトゥール殿下と一緒なんだな、と思った。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ