表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
72/130

先輩?

「勉強も大事ですが、本ばかり読んでいるのはお身体に良くありません。少し散歩なさってはいかがですか?」

 カーラさんにそう言われて、私はキュアーと一緒に竜舎に行くことにした。


 カーラさんに付き添われて竜舎に行くと、竜たちは声を上げて迎えてくれた。

 私はキュアーをバスケットから出して、竜舎の中を飛び回るのを見守った。


 しばらくすると、キュアーが戻ってきて私の肩に止まった。

「キューちゃん、もういいの?」

「キュ」

 少しはキュアーの運動にもなったかなと思って、私は竜たちに挨拶しようと足を踏み出した。


「あれ? 君もしかして、グレイス様に弟子入りしたって子?」

 そんな声が聞こえて振り返ると、竜舎の入口に少年がいた。

 女の子みたいに華奢で可愛い少年だ。年はたぶん一つか二つ上の、成人前だと思う。


 そんな少年が近付いて来て、私をジロジロ見た。

 ……なんか、感じ悪い。


「たしか、リアとかいう名前? それともリサだっけ?」

「……リゼです」

 何こいつ、と思いながら答えた。


「ああ、そうそう。リゼだっけ」

 そう言うと、その少年は偉そうに顎をそらした。


「僕はウィンゼル。先輩だから、ウィンゼルさんと呼ぶんだぞ」


 ……それがウィンゼル“先輩”との出会いだった。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ