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姉も王都に?
父が帰ってきてから、三年待たずに弟子入りすることを皆に話した。
すると、父と姉は反対したが、母は反対しなかった。
「どうせ弟子になるのなら、早いほうが将来のためになるでしょ」
何事も若いうちに始めたほうがいいのよ。母はそう言った。
「しかし、なあ」
父はやっぱり反対する。
姉は、母の言ったことを考えているようだったが、「それなら私も王都に行きたい」と言い出して、更に家族を混乱させた。
「ローザ! おまえは何を言い出すんだ!」
父が怒鳴るが、姉はこたえた様子はなく、だって、と言葉を繋げた。
「この村にいるより格好いい人と会えそうじゃない?」
グレイスさんとライドさんも格好良かったよね、と姉が言う。
確かに、この村の男たちと比べると二人とも格好良いけど、それだけで王都に行きたいと言い出す姉の考えは、私にはよく分からない。
「そんな考えで行くのなんて、許しませんよ!」
だいたいあなたはいつも……と、母の説教が始まった。
それを聞き流す姉を見ながら、このくらい図太いほうが王都でも上手くやっていけそうだと、私は内心考えていた。




