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フィーネとルゥイ?

 ラィムの治療が終わって、次はフィーネという人の所に行くことになった。

 するとラィムが「隣のルゥイも看てやってくれ」と言った。


「けど、フィーネのほうが重傷だろう」

 ソンニが言うと、ラィムは「そうだけど……」と不満そうだ。


「ルゥイという人は軽傷なの?」

 殿下が訊くと、ラィムは「足が折れて動けないんだ」と言った。

「フィーネは頭を怪我してるけど、起きて動けるって聞いたし……」

「けど、頭の怪我は後で大変なことになるかもしれないじゃないか!」

 ソンニが言うと、ラィムはまた「そうだけど……」と言う。


「フィーネの怪我は私が看るから、ルゥイはリゼが看る。それでいいだろう?」

 殿下がそう言って二人を見ると、ラィムが「こんな女の子に治せるのか?」と不満そうに言う。

「村でたくさんの怪我人を治してくれたよ」

 ソンニがそう言うと、ラィムは黙ってルゥイの所に案内してくれた。


 ルゥイの様子を見ると、殿下とソンニは私を置いてフィーネの所に向かった。

 ラィムの疑うような目が居心地悪かったけど、私はルゥイという少年の治療を開始した。


 まず、離れた所にいるデュマの気配を探った。そして見つけると同調を開始した。


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