遠恋歌
『おはよう』
たった一行のメールで
君が今日も元気で居ることが解る。
『今日は素敵な花が咲いてたよ。』
君にメールする内容を一生懸命探して
どうでも良いような、つまらないことを話題にする。
『どんなに離れていても、ずっと好きだから。』
最後に君が笑顔で言った言葉。
沢山喧嘩して
沢山泣いて
沢山笑って。
ずっと、当たり前のように傍に居てくれた君が居なくなることが
不意に怖くなった。
―君だって、きっと離れていくんだろう?
君を信じることが出来なくて
何度も傷つけた。
『距離』というハンデは、まだ幼い僕等にはあまりにも大きすぎた。
…でも、君は言ったんだ。
―私は、大切な人を絶対に一人になんかしない。
そんな君だから、信じることが出来た。
だから今日は、僕の大切な君に
こんな温かい『愛情』の気持ちを込めて
たった一行の『言葉』を贈ろう。
『今日も、君を愛しているよ。』
どんなに離れていても
どんなに遠くても
―僕は君が、『愛おしい』から。
感想、アドバイスなど頂けると幸いです。
ここまでお付き合いくださり、誠にありがとうございました