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クエスト

ガサガサ…ッ!! ガサガサ…ッ!!



「フゴォォォッ!!」


「出やがった…ッ!!」


ガキィンッ!!   



二体のイノタロスがプレイヤーの二人を襲いにかかった。



「回復は任せろ…ッ!!」


「頼んだぞ…ッ!! つか余裕あんなら攻撃魔法かまして……ぐぉあッ!!」


バシュッ!! 


「フゴォォォッ!!」


オスのイノタロスの勢いは増すばかりでプレイヤー達はその勢いについていけなかった。

ガサガサ…ッ!!


「フゴォッ!! フゴォッ!!」


更にメスのイノタロスが追撃にかかった。


ヒュンッ!! バシュッ!!


「ぐぉあッ!! 早く回復しろッ!!」


「『ヒールボール』ッ!!」


魔法使いらしき男は手の平に緑色の光の玉を作り出すと、イノタロスと斬り合うもう一人の男に撃ち放った。


パァァ…ン!!


「よしッ!! 行けるぜ…ッ!!」


緑色の光の玉は、イノタロスと斬り合う剣士らしき男の身体中にまとわりつくと、傷口を塞いでいった。


「『三連•撃』ッ!!」


剣士の男がスキルを発動させると、凄まじい速さでオスのイノタロスに斬撃を繰り出した。


バシュッバシュッバシュッ!!


「フガァ…ッ!! …ヌォォ…ッ!!」


オスのイノタロスは倒れかかる体を震える足でなんとか支え、剣士らしき男に斬りかかろうと剣を振り上げると剣士らしき男の背後から火の玉がオスのイノタロスの振り上げた手に向かい飛んできた、オスのイノタロスは避けることもせず剣士らしき男に振り上げた剣を振り下ろした。


「フガァ…ッ!!」


「ぐぉあッ!!」


ボォンッ!!


魔法使いらしき男が放った火の玉は振り下ろされたオスのイノタロスの腕に直撃し、肘から先が吹っ飛んだため、剣士らしき男は無傷で済んだ。

腕を失いフラつくオスのイノタロスの後ろでメスのイノタロスが鳴き叫び剣士らしき男に向かって剣を振り上げた。


「フゴォォォーーッ!!」


魔法使いらしき男がとっさに叫んだ。


「早くソイツにトドメさせ…ッ!! 『スローボール』ッ!!」


剣士らしき男に指示を送ると、手の平で茶色い玉を作り出し、メスのイノタロスに向け撃ち放った。


パァァ…ン!!


撃ち込まれたメスのイノタロスの動きはまるで遅くなった。そしてフラつくオスのイノタロスに剣士らしき男がスキルを使いトドメにかかる。


「『三連•撃』ッ!!」


バシュッバシュッバシュッ!!



「フゴォ……ッ!!」



『三連•撃』を喰らい地面に倒れ込むとオスのイノタロスの体は透明になっていき、地面へと吸い込まれるように消えていった。



「フゴォッ!!」


動きを鈍くさせられたメスのイノタロスは未だに剣を振り上げていた。


「夜右ッ!! コイツはお前の魔法でトドメさしてやんなよッ!!」


鈍い動きで剣を振り下ろし始めたメスのイノタロスの脇で剣士らしき男がけしかけた。


「イノタロス…案外弱かったな、『アイスバン』ッ!!」


魔法使いらしき男は、メスのイノタロスに向け手の平を上にし腕を突き出すと強く握りしめ、力強く開いた、するとメスのイノタロスの足下から氷のトゲが何本も出てき、メスのイノタロスを刺した。


「フガァ……ッ!!」


メスのイノタロスは倒れ込むこともなく透明になるとそのまま地面に吸い込まれるように消えていった。



「よっしゃ…ッ!! もうちょいで『クエスト』達成だなッ!!」


「ああッ!!」




いつもいつもありがとうございます(*´Д`*)

更新遅くてすみません(+_+)

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