1 出会い
。訪問していただきありがとうございます。4/1に同じタイトルでアップしましたが、手違いがありましたのでこちらに再度アップさせて頂いてます。これから山あり谷ありの宇宙旅行に、お付き合いいただければと思っています。よろしくお願いします^^
ある街外れの、古びた一軒家の不動産屋の張り紙。
【あなたも住んでみませんか?】
どこかと場所をみると、太陽系をすぎて更に数日行った星。最近開発されている所のようで
。ちなみに、地球発の列車の終着駅らしい。珍しい・・王政国家か。
近頃は、地球を離れ他の星に移住するひと達が増えてるって、噂で聞いたけど。
「ふぅ…ん。興味はあるわねぇ。でも…。」
はり紙の前で、ぶつぶつぼやきながら見ているのは、一人の女性。
名前は、鳴沢ケイ(なるさわ けい)29歳。
商社に勤めるOL。同期の仲間が寿退社する中、仕事を続けている。
仕事も責任職にも就くようになってからは、更に仕事に打ち込むようになった。
今のところ彼もいないし、結婚の予定もない。実家の母親はうるさいけれど
聞かないことにしている。
それでも近頃、このままで私はいいのか・・と漠然と思うようになってきた。
結婚だけが幸せではない。でも、一生一人は寂しすぎるな・・と。
人生の分岐点にきているのかもしれない。
でも、どうすればいいか。答えはでない。
気がついたら、会社では、同期で残っているのは、隣のデスクに座る、はやとだけ。
渡辺隼人31歳。彼も、独身だけどなぜ結婚しないか不思議なくらい。
仕事も完璧でできるし、モデルなみの容姿をしているし。
彼に憧れる女性社員は、数知れず・・。
社内では、1.2位を争う位(らしい・・噂では)もてるみたい。
もちろん、付き合った女性の噂は聞いているけれど、結婚まではいかないらしい。
仕事中は、情け容赦ないので、とても近寄りがたい。
「氷のプリンス」と周りに呼ばれていることを、彼は知っているだろうか。
厳しいけれど、そのあとちゃんと後輩などのフォローをさりげなくやっているところを
知っている私。なぜか、彼は、私にはやさしくて甘い・・・。
もちろん、私より役職は上。同期なのに悔しいな・・と思う心は秘めているけど。
あえて口にはださない。
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「住むと決める前に、様子を見に行くのもいいかもね」
と、軽い気持ちで不動産屋の扉を叩いた。
これが、彼女の人生を大きく変えることになるなんて、思ってもみなかったこと。




