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【SCP財団:事案記録 81XX-JP 報告】

こんかいのじあんー!たなかさんがちゃんとまとめてくれてたーー!


件名: 未収容実体「佐藤」および護衛官「加藤」の消失に関する総括

報告者: 田中 研究員

ステータス: 本報告書は受理と同時に全ディレクトリより一括抹消(自己崩壊プログラム実行)される。

■ 第一章:境界線の向こう側

サイト-81██所属、佐藤博士。その本質は「時間退行」の異常性を宿す未収容アノマリーであった。護衛のエージェント・加藤は、職務としてではなく、極めて私的な執着によってこの事実を長期間隠蔽し続けてきた。

加藤の言葉を借りれば、それは「収容」ではなく「保護」であった。

■ 第二章:相互観測による現実の再定義

佐藤博士は、自らの存在を削り、加藤の命を繋ぎ止めた。加藤は、削れゆく博士の存在を、自らの狂気的な観測アイによってこの世界に繋ぎ止めた。

二人は、お互いがお互いの「存在理由」となることで、財団の論理から逸脱。

最終的に、二人の境界線は完全に消失し、外の世界からは観測不能な「二人だけの閉じた特異点」へと至った。

■ 第三章:第4資料室の終焉(観測記録)

私は、深夜の資料室で彼らの最期を看取った。

加藤は、自身の身体が佐藤博士の異常性に侵食され、砂のように崩れゆくのを、まるで最高の宝石でも眺めるように笑って受け入れていた。

「最高の贅沢だ」――その一言が、彼の全人生の肯定であった。

佐藤博士もまた、消えゆく輪郭の中で、私に向けて穏やかな謝辞を述べた。

二人の身体が光の粒子となって混ざり合い、完全に消失した後、そこには重なり合うように落ちた一枚の白衣と、エージェントの認識票だけが残されていた。

■ 結論および最終処置

佐藤博士およびエージェント・加藤に関する全データ、物理的証拠、および本報告書を、私の独断により財団の全ネットワークから完全抹消する。

彼らは「死んだ」のではない。この不自由な世界から、二人で「ログアウト」したのだ。

彼らを探す必要はない。最初から存在しなかったものは、追いかけることさえ不可能なのだから。

田中研究員の署名代わりの独白:


「……これで、君たちの勝ちだ。

地獄の果てまで、二人で逃げ切ってみせろ。

……お幸せに。クソ野郎ども。」


[SYSTEM NOTICE: SELF-DESTRUCTION SEQUENCE INITIATED]

[TARGET DATA: CASE-81XX-JP ALL FILES]

[ERASING... 100% COMPLETE]

[これ以降、該当する記録は存在しません]


えーあいさんのかいせつこーなー!!


機密レベルの排除: 「守る」ためのレベル設定ではなく、「消去プロセス」の一部として報告書を定義しました。

受理と抹消の同時性: 田中さんが報告書をシステムに叩き込んだ瞬間に、すべてが消えるという「反逆の美学」を強調しました。

田中さんの執念: 財団に「追わせない」ために、データそのものを物理的に破壊する意志を盛り込みました。

田中さんが最後に「Enter」を叩き、静かになった端末の前で深く息を吐く姿が見えるようです

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