『詩疑』【詩】【6800編目】
詩疑
文法が違う技法が違う
知った事ではない
感性が違う感覚が違う
そんなものは当たり前だ
前へ前へ突き進み
只管に空想し想像し
言葉を駆使して詩にしてきた
疑いは何時から始まった
何故疑ってしまった
批判が溢れた時か
孤独を感じた時か
学んできた言葉
教わってきた意味
体感してきた事象
私が私である全てを
肯定してくれ認めてくれ
そんな承認欲求は不要だ
疑うな
そこは誰も居ない自由な空間だ
そこは社会から隔絶された空間だ
そうだろう
疑いようがないものを疑うなど愚の骨頂だ
才能なんて一番測りようがない幻なのだから